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【臨床実習に役立つ】心理系大学院生のうちに読んでおきたかったおすすめの本【公認心理師・臨床心理士】

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この記事では、現役の臨床心理士・公認心理師である筆者が、大学院生のうちに読んでおきたかったと感じた本を紹介します。

 

公認心理師・臨床心理士になるために大学院へ通っている人や実習や修論など、忙しい日々を送っていると思います。

「じっくり専門書を読みたいけど、なかなか時間が取れない…」という大学院生も多いのではないかと思います。(実際に私がそうでした)

 

今回は、心理系大学院生が「実習中に抱く疑問に対する解説が載っている本」「比較的短時間で必要な知識や実践例が得られる本」を選んでみました。

どの本も、私が心理職として働き始めてからも手元に置いて、お世話になっている本ばかりです。

 

各技法の学び方については、大学院や指導教員・バイザーによって考え方が異なると思うので、各自で確認してください。。

今回ご紹介するのは、個人的に「臨床の土台作り」に役立ったと感じた本たちです。

 

面接・プレイセラピー・心理検査の準備をする

「プレイセラピー入門」 遠見書房:丹明彦著

プレイセラピーの導入部分、そしてインフォームドコンセントの伝え方が特に参考になるので、「はじめてプレイセラピーをする」という方に特におすすめの本です。

特に、付章の「子どもの心理療法における初回面接(インテーク)の進め方とコツ」という章は、導入・主訴の確認・治療契約の結び方など、かなり具体的に現場のやり取りが書かれています。(この章は13ページなので、多忙な院生でも読みやすい分量だと思います)

 

「どのように場を設定し、子どもや家族に説明するか」という実践的な視点を、実習前に学んでおける1冊です。

(個人的に、私が実習でプレイセラピーをする前に出会いたかった本のトップです)

 

 

 

「心理職は検査中に何を考えているのか?」 岩崎学術出版社:浜内彩乃著

大学院の実習では、WISCやWAISといった心理検査を取る場面がある人が多いのではないでしょうか。心理検査を取る前に、ぜひ一度手に取ってほしい一冊です。

タイトルそのままに、検査場面での心理職の思考プロセスが丁寧に描かれており、「何をどう考えながら実施するのか」という視点が身につきます。

現在は残念ながら絶版になっているため、大学図書館や中古本で探してみてください。(第二版がでるといいなぁと思っています…!)

 

ちなみに、リンク先で「はじめに」が公開されています。

note.com

 

 

 

「ステップアップカウンセリングスキル集」 誠信書房:浜内彩乃著

面接技術をステップごとに解説した本です。章ごとに大事な技術を身に付けるための練習・ワークが入っています。

M1前期にロールプレイ練習を行う大学院も多いと思いますが、この本を読みつつ、ロールプレイに取り組むと、「今、自分が練習しているのはこの段階なのか」という理解が深まります。

ちょっとしたコツや技術、視点がふんだんに盛り込まれているので、手元に置いておくのもおすすめです。

1章の「観察技法」は、ロールプレイが始まる前からひとりでも取り組める内容なので、どのタイミングの人でも手に取りやすい本だと思います。

 

 

完全に余談ですが、個人的に浜内先生の本は初学者にとって優しい視点で書かれている本が多く、とてもお世話になっています。

「流れと対応がチャートでわかる!子どもと大人の福祉制度の歩き方」「カウンセリングってなにするの?:こころの専門家「心理カウンセラー」の仕事」などもおすすめです。

 

「Q&Aで学ぶ 心理療法の考え方・進め方」 創元社:竹内健児著

実習中に疑問が生じたときやインテーク面接の事前学習として活用できる本です。

Q&A形式なので、知りたい箇所だけ拾い読みできます。

腰を据えて専門書を読む時間がなかなか取れない、忙しい院生の実情に寄り添った構成です。院生が抱きやすい疑問に特化している点も、ありがたいところです。

 

 

ちなみに、遊戯療法・プレイセラピーの準備をするときには、「Q&Aで学ぶ 遊戯療法と親面接の考え方・進め方」が活用できます。

2冊セットで手元に置いておくと、色んなパターンの面接の勉強になると思います。

 

 

 

記録を書いて、見立てを考えて、SVを受ける

「心理支援のための書く技術 心理職必携!事例に学ぶ記録の書き方と実践」 翔泳社:中村洸太・福地周子著

記録を書くことの本、と一言で言い表せないほど、この本には多くのことが詰まっています。

「面接の後、どんなふうに記録を書いたらいいの?」「実習先によって記録の書き方が違う!」「SVを受けていた時の記録と、働き始めてから求められる記録の書き方が違う!」など色々な疑問に答えてくれる一冊です。

 

「大学院生から心理職として働き始めるタイミングで読んでおきたかった…」と強く思った本です。院生時代だけでなく、心理職として働き始めてからも長く愛用できる一冊だと思います。

 

 

「100のワークで学ぶ カウンセリングの見立てと方針」 創元社:竹内健児著

ワークを順番にこなしていくだけで、見立てと方針を立てる力が着実についていきます。私の周りにもおすすめしている人が多い一冊です。

机に向かってじっくり取り組む構成なので、M1の夏休みなど、まとまった時間が取れる時期に取り組むのがおすすめです。大学院入学前にやってみるのもいいかもしれません。

院生同士で一緒にこの本に取り組みながら見立てと方針を考える、といった学習方法もできるかなと思います。

 

 

ちなみに、続編として「さらに100のワークで学ぶ カウンセリングの見立てと応答」という本もあります。

 

個人的には、まずは上で紹介した1冊を手に取ってみるのがおすすめです。

「100のワークで学ぶ カウンセリングの見立てと方針」だけでも、かなりのやり応えとボリュームがあるからです。

 

余裕が出てきたり、もう少し学びたい!と思ってから「さらに100のワークで学ぶ カウンセリングの見立てと応答」に進んでみたらいいのではないかと個人的には考えています。

 

 

 

まとめ

今回は心理系大学院生のうちに読んでおきたかったおすすめの本を紹介しました。

まだまだ紹介したい本はたくさんあるのですが、ひとまずこれくらいにしておきます。

 

公認心理師・臨床心理士の資格を取るために大学院へ通っている人は、本当に忙しい日々を過ごしていると思います。

本来であれば、がっつり専門書を読みたいところですが、なかなか時間が取れないという現実もあるなかで、「どう知識をつけていくか」「疑問の答えにたどり着きやすいか」という視点で本を選んでみました。

 

他にも、心理職の就職活動や、キャリア、自己研鑽に関する話をブログやnoteに書いています。

良ければチェックしてみてください。

 

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