今回は、心理系大学院の志望校を決めるために、研究室訪問で教授に質問した内容をまとめます。
臨床心理士・公認心理師を目指して、心理系大学院への進学を検討している人・研究室訪問で質問する内容を考えている人にとって参考になる記事だと思います。
研究室訪問のやり方や持ち物・服装・メールの出し方などはこちらの記事にまとめました。
自分は、社会人他学部出身から第一志望の国立大学院に進学しました。
自分の場合は、質問したいことをリストにまとめて、研究室訪問の3日前に教授にメールで送りました。
そこまで準備をしなくても、質問することを紙にまとめて、持参しつつ話すといいと思います。
教授は忙しい中、貴重な時間を自分のために使ってくれています。失礼のないように、きちんと準備をして訪問することが重要です。
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質問した内容
研究のこと
1.心理学の論文を書いたことがないが、指導をしてもらえるか
自分の場合、通信制大学に在籍していたため、心理学の卒論を書かずに学部を卒業する予定でした。研究の基礎ができていない学生は受け入れないという方針の教授がいると考えたため、自分が心理学の論文を書いたことがない旨を伝えました。
もちろん、大学院受験に合格するためには、心理学の研究法についても勉強をする必要があります。
▶心理学の卒論がない人向けの記事
2.自分のやりたい研究の指導をしてもらえるか
研究計画書を持参し、教授に内容を見てもらいました。教授によっては、アドバイスをくれると思います。
▶研究計画書の書き方
3.大学院在籍中に学会発表する機会があるか、頻度はどの程度か、義務か、希望制か
研究室のこと
1.ゼミの頻度や体制など
2.OGOGの先輩との交流はあるか
3.どのような学生に来てほしいか
4.院生の先輩を紹介してもらうことは可能か
大学院生から受験対策や大学院生活についての話を聞けると、モチベーションが高まりますし、合格者の受験対策を聞くことで志望校の合格がグッと近づきます。
チャンスがあれば、ぜひ大学院の先輩を紹介してもらいましょう。
▶志望校の先輩と知り合う方法
5.社会人経験のある人、他の大学から進学してくる人は過去にいたか
外部受験・社会人経験者・他学部出身者は必ず聞いたほうがいい質問です。
質問するべき理由については、こちらの記事にまとめました。
SVのこと
1.個人SVや集団SVの頻度や体制など
2.SVは誰から受けるのか、固定の先生?様々な先生?
3.SVの方針について、大学全体で決まっているのか、先生ごとに分けられるのか
4.自分でケースを持つようになるまでの流れは
5.ひとり何ケースほど持つのか
公認心理師・臨床心理士を目指す人は、大学院に入ると実習をすることになります。自分でケースを持ち、SVを受けながら進めていくことになりますが、実習の指導体制は大学院ごとにかなり異なります。自分の重視したいこと、大切にしたいこと、やりたいことなどを考えながら質問できるといいと思います。
心理系大学院を探すときに重視すべきポイントはこちらの記事にまとめました。
実習先のこと
1.自分の興味のある実習先で実習はできそうか
2.実習に行く際に、実習費として、学費とは別にお金が必要になることはあるか
3.分野別・実習先別の日数など
進路のこと
1.卒業生に自分の志望する領域で働いている学生はいるか
2.博士課程への進学状況
3.修士卒業後、数年して戻り研究をすることは可能か
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まとめ
今回は、研究室訪問で質問した内容をまとめました。
自分の場合、用意していた質問事項が多かったため、すべてに答えてもらえるだけの時間はありませんでした。
「絶対にこれだけは質問するぞ」と優先順位を決めてから訪問できるとなお良いと思います。
また、研究室訪問をするときにチェックしていた事項はこちらの記事にまとめました。
質問内容だけでなく、教授と話したときの感触や研究室の雰囲気を観察しながら「この大学院・この研究室は自分に合っているだろうか」ということを考え、慎重に志望校を決めていきました。
大学院生に質問した内容をまとめた記事はこちらです。
研究室訪問のやり方や、メールの書き方、持ち物や服装などについてまとめた記事はこちらです。
心理系大学院の志望校の探し方・決め方はこちらの記事にまとめました。
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