通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり

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【心理系大学院】研究室訪問で質問したことリスト【公認心理師・臨床心理士】

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最終更新日:2024年6月16日

投稿日:2022年2月19日

 

この記事では、心理系大学院の志望校を決めるために、研究室訪問で質問した内容をまとめます。

筆者は社会人から通信制大学で心理学を学び、心理系大学院へ進学しました。元々他学部出身者だったため、心理系大学院の情報を手探りで集めた経歴があります。

臨床心理士公認心理師を目指して、心理系大学院への進学を検討している人・研究室訪問で質問する内容を考えている人に参考になる記事だと思います。

 

研究室訪問のやり方や持ち物・服装・メールの出し方などはこちらの記事にまとめました。

psychology-study.com

 

また、この記事で書いてある質問をした根拠やベースの考えはこちらの記事で詳しく解説しています。

実際に心理系大学院を卒業した筆者ならではの体験談などを踏まえて書いているので、こちらも参考にしてください。

note.com

 

 

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研究室訪問の目的

個人的な意見になりますが、心理系大学院への進学を検討している人は、事前に研究室訪問をして、教員との相性を確認しておくことを強くお勧めします。

(大学院によっては、研究室訪問を受け付けていないところもあるため、大学院HPや大学院説明会で情報を集めていきましょう)

主な軸としては、「自分の希望している研究を指導してもらえるか」「教員との相性は良さそうか(2年間頑張れそうか)」の2点を確認しておくとよいです。

また、公認心理師臨床心理士を目指している人の場合、研究指導だけでなく、臨床の指導を受けることもあります。

大学院での実習は結構心を削られる部分もあるため、教員との相性はかなり大事だと個人的には考えています。

 

筆者は、研究室訪問の3日前に、質問したいことをリストにまとめて、教員宛にメールで送りました

事前にメールを送らなくても、質問することを紙にまとめて持参し、聞きたいことはきちんと聞けるように話せると良いと思います。

教員は忙しい中、貴重な時間を自分のために使ってくれています。失礼のないように、きちんと準備をして訪問することが重要です。

 

 

質問した内容

研究のこと

1.心理学の論文を書いたことがないが、指導をしてもらえるか

自分の場合、通信制大学に在籍していたため、心理学の卒論を書かずに学部を卒業する予定でした。

研究の基礎ができていない学生は受け入れないという方針の教授がいると考えたため、自分が心理学の論文を書いたことがない旨を伝えました。

もちろん、大学院受験に合格するためには、心理学の研究法についても勉強をする必要があります。

 

▶心理学の卒論がない人向けの記事

psychology-study.com

 

2.自分のやりたい研究の指導をしてもらえるか

研究計画書を持参し、教員に内容を見てもらいました。

教員によっては、アドバイスをくれたり、「こういった内容だったら自分のところで指導できますよ」と教えてくれたりします。

 

▶研究計画書の書き方

psychology-study.com

 

3.大学院在籍中に学会発表する機会があるか、頻度はどの程度か、義務か、希望制か

研究室によっては学会発表を強く推奨されているところもあります。

心理系大学院の場合、実習と研究の両方をこなしていく必要があるため、理系の大学院と比べると研究のウエイトがどうしても低くなりがちです。研究活動に対する教員の考えやスタンスを予め知っておくと良いと思います。

 

研究室のこと

1.ゼミの頻度や体制など

研究室によって、指導方針やゼミの内容・進め方など、教員ごとに考えがあり、かなり異なるため、自分に合った研究室を探すうえで必要なポイントになります。

 

2.OB・OGの先輩との交流はあるか

就活の情報やキャリア相談など、先輩と話をして聞ける機会があるかどうかなども大切になります。

 

3.どのような学生に来てほしいか

研究室と自分がマッチしているかを見極めるために、この質問は全ての研究室訪問時にするようにしていました。

 

4.院生の先輩を紹介してもらうことは可能か

大学院生から受験対策や大学院生活についての話を聞けると、モチベーションが高まりますし、合格者の受験対策を聞くことで志望校の合格がグッと近づきます。

チャンスがあれば、ぜひ大学院の先輩を紹介してもらいましょう。

 

▶志望校の先輩と知り合う方法

psychology-study.com

 

5.社会人経験のある人、他の大学から進学してくる人は過去にいたか

外部受験・社会人経験者・他学部出身者は必ず聞いたほうがいい質問です。

質問するべき理由については、こちらの記事にまとめました。

psychology-study.com

 

 

SVのこと

臨床実習をする上で、SVは大学院生活の中でかなり大切なポイントです。

大学院ごとに運用体制が異なっており、色々なメリット・デメリットが想定されます。

私は下記の質問をして、どんな体制でSVが実施されるのかを確認していました。

 

1.個人SVや集団SVの頻度や体制など

2.SVは誰から受けるのか、固定の先生?様々な先生?

3.SVの方針について、大学全体で決まっているのか、先生ごとに分けられるのか

4.自分でケースを持つようになるまでの流れは

5.ひとり何ケースほど持つのか

 

公認心理師臨床心理士を目指す人は、大学院に入ると実習をすることになります。自分でケースを持ち、SVを受けながら進めていくことになりますが、実習の指導体制は大学院ごとにかなり異なります。

自分の重視したいこと、大切にしたいこと、やりたいことなどを考えながら質問できるといいと思います。

上記の質問をした根拠や考えのベースはこちらの記事にまとめています。

note.com

 

 

実習先のこと

外部実習についても、自分の進みたい進路や興味のある実習先との関連があるかどうかなど、聞いておけると良いです。

1.自分の興味のある実習先で実習はできそうか

2.実習に行く際に、実習費として、学費とは別にお金が必要になることはあるか

3.分野別・実習先別の日数など

 

進路のこと

自分の想像しているキャリアが叶いやすい大学院なのか、それともかなり努力をしないと大変そうなのか、就職状況がどんな感じなのかなども聞いておきたいポイントです。

 

1.卒業生に自分の志望する領域で働いている学生はいるか

2.博士課程への進学状況

3.修士卒業後、数年して戻り研究をすることは可能か

 

 

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まとめ

今回は、心理系大学院の研究室訪問で質問した内容をまとめました。

自分の場合、用意していた質問事項が多かったため、すべてに答えてもらえるだけの時間はありませんでした。

「絶対にこれだけは質問するぞ」と優先順位を決めて、研究室訪問の時間を有意義に使えると良いと思います。

 

また、研究室訪問をするときにチェックしていた事項はこちらの記事にまとめました。

質問内容だけでなく、教授と話したときの感触や研究室の雰囲気を観察しながら「この大学院・この研究室は自分に合っているだろうか」ということを考え、慎重に志望校を決めていきました。

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大学院生に質問した内容をまとめた記事はこちらです。

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研究室訪問のやり方や、メールの書き方、持ち物や服装などについてまとめた記事はこちらです。

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心理系大学院の志望校の探し方・決め方はこちらの記事にまとめました。

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