通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり

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【現役合格】公認心理師試験対策 おすすめ参考書・問題集・テキスト

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この記事では、公認心理師試験の対策におすすめの参考書を、現役で一発合格した筆者の視点から紹介します。

公認心理師試験は大学院2年生の3月に行われ、時間のない中で対策を進めていくことになります。少しでも効率よく学習を進めるために、おすすめの参考書をまとめました。

 

なお、この記事で紹介する全ての参考書が必要であるというわけではありません。それぞれの学習状況や知識には差があると思います。

自分の学習進度を把握したうえで、自分に合った参考書を選んでもらえたらと思います。

また、3週間の勉強期間で合格した、筆者の試験勉強法やスケジュール管理はこちらの記事で紹介しています。

公認心理師試験に合格した参考書と勉強法【Aルートのスケジュール】

 

 

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はじめに

まずは過去問を解いて、自分の立ち位置を把握すると良いと思います。

過去問は「公認心理師試験研修センター」HPからダウンロードできます。

 

▶第8回公認心理師試験の過去問・解答

公認心理師試験|第8回試験について

 

また、ブループリントに出題範囲が記載されています。こちらも一通り目を通しておき、苦手ジャンルを抽出しておくと、効率よく対策できると思います。

▶ブループリント

公認心理師試験|ブループリント

 

 

過去問に合わせた学習におすすめの問題集

過去問を解いたうえで、解説と合わせて学習したい人におすすめの参考書を紹介します。

 

赤本 公認心理師国試対策2025

2025年3月に実施された、第8回国家試験を受ける人を対象に、「第7回国家試験(2024年実施)」の全問題が解説されている参考書です。

1年分・152問の過去問が掲載されています。

ブループリントにある24章に対応させて問題が並べられているため、領域別に学ぶことができます。まずはこの本から、全体的な解き方・手ごたえを学習していくと良いと思います。

ただ、1年分しか過去問解説がないため、この1冊だけで学習を進めるのは少し心もとない印象があります。

(2026年実施の第9回公認心理師試験を受験する人は、2026年版が発売されるのを待ってもいいかもしれません…!!法律などは随時改正されるため、最新の赤本をつかって勉強するのがおすすめです。)

 

 

 

赤本 公認心理師国試対策2024

第3回~第6回の全問題が解説されている参考書です。

4年分・616問の過去問解説が丁寧に掲載されており、学習量やボリュームとして、十分に感じます。筆者はこの参考書を3周したおかげで公認心理師試験に合格しました。

頻出の心理検査や傾向がまとめられているので、重点的に対策したい箇所が分かります。

また、心理検査の一覧表が10ページにわたり掲載されていて、かなり便利です。公認心理師試験は問われる心理検査の量が多いので、効率よく学習する助けになると思います。

 

 

 

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全体的な学習におすすめのテキスト

公認心理師 精選一問一答1250

すきま時間で効率よく学習を進めたい人におすすめです。

○×形式の問題が、領域別に1250問掲載されています。第1回~6回の過去問をベースに作られているので、公認心理師試験の傾向にも合致しています。

サイズも小さく、持ち運びやすいので、忙しい大学院生のすきま時間のお供によいと思います。私も購入して、移動時間などに学習していました。

 

 

心理系大学院入試&公認心理師臨床心理士試験のための心理学 標準テキスト

公認心理師試験だけでなく、臨床心理士試験の対策にも活用できるテキストです。

分かりやすい文章でまとめられているので、過去問を解いて分からなかった領域を理解することや重点的に対策したい分野の知識を増やすために活用できます。

また、臨床心理士試験の論文試験の過去のテーマが平成15年~令和4年度分まとめて掲載されているので、臨床心理士試験の対策でも活躍するという、一石二鳥のテキストです。

 

 

 

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苦手領域別の対策におすすめ

苦手な人のための公認心理師の心理統計 

心理統計学に苦手意識を持っている人を対象に、「とにかく試験に合格すること」を最優先として書かれている参考書です。

イラストが豊富で、話し言葉で書かれているため、分かりやすい講義を聞いている気持ちで読み進められます。

全82ページなので、時間が無い中でも、読み終えることができる分量です。

「がっつり勉強する時間は無いけど、統計学で全然得点できない」「1問でも多く取りたい」という人におすすめの本です。

 

 

精神診療プラチナマニュアル 第3版

精神医療に必要な情報がハンディサイズにまとめらている本です。

索引に疾患名だけでなく症状や薬名が掲載されているため、「過去問で分からなかった薬や症状を索引から調べて学習する」というプロセスができます。

 

また、DSM-5-TRに対応しているため、最新の疾患名と対応させながら、学習が進められます。

第8回試験では、DSM-5-TRに対応した名称で出題されていたため、古い参考書しかもっていない人は1冊手元に用意しても損はないと思います。

また、心理職として働き始めたあとも、長く使える1冊です。(筆者は職場の机の中に常に入れて、分からない薬などを調べるために活用しています)

 

 

子どものこころの薬ガイド

公認心理師試験では、薬も出題されます。実習先によって、薬の知識量には個人差があると思います。

あまり薬に触れてこなかった人が、最初に精神科の薬について学ぼうと思った時に読みやすい本です。

保護者に向けて書かれた本なので、読みやすい言葉でまとめられています。

また、Q&A形式で書かれているため、必要なところだけピックアップして読むことができます。そのため、時間が無い中の学習の相棒となってくれます。

 

 

はたらく細胞

公認心理師試験ではからだの機能やホルモンなど、「こんな問題も出るの?!」という問題が出題されます。(ブループリントにおける脳・神経の働き、人体の構造と機能及び疾病などの大項目とリンクしています)

臨床心理学だけ学んでいると、なかなか学習機会のない領域なので、苦戦する人も多いと思います。

マンガなので、楽しく読み進められる上に、めちゃくちゃ勉強になります。筆者ははたらく細胞を読んでいたおかげで、本番得点できた問題がありました。
直前期ではなく、時間に余裕のあるタイミングで読んでおくのがおすすめです。

 

 

また、アニメや映画などの作品もあるので、触れやすいものからでよいと思います。

 

 

 

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まとめ

今回は公認心理師試験対策におすすめの参考書・テキスト・マンガをまとめました。

3週間という短い勉強期間で、合格した筆者の学習方法はこちらの記事にまとめています。

【現役】公認心理師試験に合格した参考書と勉強法【Aルートのスケジュール】 

 

また、公認心理師試験の前日・当日の過ごし方や会場の雰囲気はこの記事にまとめました。★

受験者必見!公認心理師試験当日の持ち物と寒さ対策【スケジュールも】 

 

このサイトには他にもおすすめの参考書や心理職のキャリアについて紹介しているので、よければチェックしてみてください。

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