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心理系大学院生に必要なパソコンのスペックは?【現役心理職が解説】

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最終更新日:2025年2月24日

投稿日:2025年2月24日

 

今回は、公認心理師臨床心理士を目指して心理系大学院へ進学する人を対象に、大学院での必須アイテムである「ノートパソコン」のスペックや用途について解説します。

大学院生活では、授業・実習・研究のいずれでもPCを使用する機会が非常に多いです。私は毎日リュックに入れて持ち歩いていました。

 

大学院へ入学する前に、どのようなスペックのパソコンを用意したらいいのか分からなかったので、私の使っていた環境やよく使用したアプリを含め、まとめたいと思います。

また、せっかくPCを購入するのであれば、心理職として働き始めた後のことまで見通せると良いと思います。

大学院生に限らず、心理学部に所属している大学生や通信制大学生にも十分通じる要素があると思うので、ぜひ参考にしてください。入学祝いや合格祝いでPCを検討している人も要チェックです。

 

また、この記事の内容はあくまでも「私個人」の感想になります。

大学院の環境や研究方法、学習スタイル等によって、必要なスペックなど変わってくると思うので、各自よく検討したうえで購入されることをおすすめします。

 

 

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愛用PCとスペックの紹介

私が使っていたPCを最初に紹介します。Surface Pro8を使っていました。

 

 

スペックとしては、以下のもので、大学院生活においては十分役割を果たしてくれたと思っています。処理落ちやデータ破損などする場面もなく、快適に使用できました。

CPU:11th Gen Intel(R)Core(TM)i5-1135G7

メモリ:8.00GB

エディション・OS:Windows11

ストレージ容量:256GB

 

現在の最新機種だとSurface Pro10が出ているようですね。

 

Surfaceで良かった点としては、ノートPCとタブレット、両方の使い方ができることだったかなと思っています。詳細は下で詳しく解説します。

 

また、毎日持ち運ぶため、画面保護フィルムは強めのガラス製のものを利用していました。

 

 

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PCを選ぶときに検討するべき点

OSはMacWindowsのどちらがよいか

私は、長らくWindowsユーザーだったので、深く考えずにWindowsのOSを選びました。そのため、この記事の内容もWindows寄りになっていることをご了承ください。

 

大学院や研究室によって、メインで使われているOSが異なります。

私の大学院や研究室は強いこだわりがあるわけではなく、Mac派とWindows派が半分ずつくらいの割合でした。

研究室によっては研究室にあるPCが全てMac(もしくはWindows)で統一されていて、データ分析は研究室のPCを使用→修論執筆は自分のPCなどの流れがある場合もあります。その場合、OSが合致していると何かとやりやすさがあるのかな…と想像します。

 

既に進学先が決まっている人は、一度所属している先生や先輩に聞いてみると安心かもしれません。

これから受験する人は、研究室訪問のときにさりげなくチェックしておいても良いと思います。

 

軽さ

心理系大学院生は、学校と自宅の往復だけでなく、実習先へ行くこともあります。

実習先によっては、移動時間が非常に長くなる人もいるため、持ち運びのことを考えると軽いに越したことはないと思います。ただ、軽いPCになると高額になるため、予算と相談しつつ、選んでみてください。

 

手書き機能

大学院では、レジュメがオンラインで配布され、手元のPCで見ながら授業を受けるスタイルが非常に多くありました。紙でレジュメを見たい人は各自印刷する必要があります。

私は、pdf等で配布されたレジュメに対し、「Surfaceペン」を使って手書きでメモを取りながら授業を受けていました。

手書き機能があると、1台でPCとタブレットの両方の使い方ができるので便利です。

 

 

 

タブレットとの併用を考える

人によってはタブレットとノートPCを机の上に出して、タブレットにメモを取る、PCで作業をする、などのスタイルで授業を受けている人もいました。iPadとノートパソコンの2台持ちで大学院に来ている人も結構いたような印象です。

私は通学時間が長いこともあり、タブレットとノートPCを2台持ち運ぶのが重くて大変だったので、ノートPC1台で大学院生活が全て済むようにSurfaceを選択しました。

 

 

学割を使って安く購入できるか?

学生の場合、学割を使ってMacWindowsなどのPCが購入できる場合があります。

所属している大学や、進学先の大学院の生協などを通じて、調べてみるのも一案です。

 

 

大学院生活でPCが必要な場面

授業

 Web上で電子化されたレジュメが配布されるパターンが多かったです。社会情勢によってはオンライン授業やハイブリッド授業になる可能性もあります。

 WordやPowerPointで発表資料をまとめる、Excelで統計作業をする、pdfの資料を開きながら授業を聞くなど様々な場面でPCが活躍します。毎授業、PCを持ち込んで授業を受けていました。

 また、授業準備のために同期とオンラインで通話を繋ぎ、画面共有でパワポやエクセルを操作しながら、打合せをする、などという場面も多々ありました。このような場面で処理落ちしない程度のスペックは必要だと思います。

 

実習

 記録や所見の作成、実習先との連絡(メールなど)などで使用しました。実習で行ったカウンセリングの逐語録や記録は、自分のパソコンではなく、大学院にあるパソコンを用いて記録するように指定される場合もあります。

 

研究

 修士論文の執筆では、データ分析、音声データの処理(逐語化)、インタビューの実施(zoomを繋げて録音しながら、資料を手元に写すなど)などを行いました。

また、目的や方法を書く際には、広い画面で複数のタブを開きつつ様々な論文・先行研究を見て、固まらない程度のスペックが必要です。

修論執筆においては、快適な作業環境を作っておいて正解だったなと思います…私の作業環境については、別の記事にまとめる予定です。

 

研修

 オンラインで講座・動画を見ながらメモを取る、グループ議論に参加するなどの作業を行いました。

 

就職活動

 インターネットで求人情報を集め、履歴書などの書類作成をして応募、オンラインで説明会へ参加する、メールでやりとりするなどの用途でPCを使いました。

 公務員試験を受ける人は、オンライン講座を受けたり、模試を受けたりしていた印象です。

 

学会発表

 オンラインで録画して発表、リアルタイムでの発表、対面発表など色々なスタイルがあります。

対面学会では、会場まで自分のPCと変換器を持参し、発表しました。Type-CからHDMIやUSBへの変換器は常に持ち歩けると安心です。私はこの変換器を愛用していました。

 

 

仕事

 心理職として働き始めた後、開業や個人事業主として働く場合はオンラインカウンセリングを実施したり、確定申告を行ったりするなど様々な用途でPCが活躍する可能性があります。

 

プライベート

 動画を見る、写真や動画編集をする、ブログを書くなど…動画編集やオンラインゲームなどをする人は、より高いスペックのPCが必要になるかもしれません。

 

使う可能性のあるソフト

Microsoft OfficeMicrosoft 365(Word・ExcelPowerPoint

 Word、ExcelPowerPointなど、授業や研究で大活躍しました。場合によっては、ファイルにパスワードを付けて情報処理をすることもあるので、オフィス系は個人的に必須かと思います。

買い切り型のMicrosoft Officeとサブスクで課金するMicrosoft 365があるので、個人の状況に合わせて検討してみてください。私は学割を利用して買い切りのソフトを購入し、社会人になった現在でも使用しています。また、大学によっては無料ライセンスでオフィス系のソフトが使えるところもあります。購入前に各大学院の状況を調べてみるのがおすすめです。

Macユーザーの人たちがどのようにソフトを使っていたのかは詳しくないので各自調べてみてください。

 

 

 

 

 

統計ソフト(R・HAD・SPSSなど)

 研究内容によっては(特に量的研究をする人は)統計の解析ソフトを使う場合があります。それぞれ使う可能性のあるソフトが必要としているスペックをチェックしておくと安心です。

 

オンライン会議ツール(zoom・Googlemeetなど)

オンライン会議ツールもかなりの頻度で登場しました。ハイブリッドやオンライン型の授業だけでなく、休日に学生同士で打合せをする時、セミナーへ参加するときなど、頻繁に使用します。

オンライン会議ツールを使いながら、オフィスを開いても処理落ちしないスペックは最低限必要かと思います。

 

 

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個人的におすすめのPC周辺機器

ノートパソコン以外に使っていたパソコンの周辺機器を紹介します。

 

変換器:USB Cハブ 6-in-1 Lvdouアダプタ

毎日持ち歩いていた愛用品です。

大学院ではプロジェクターに接続して発表したり(HDMI端子の場合が多い)、USBにデータを入れたりする場面があります。

この変換器は、SDカードやタイプCの接続端子もあるため、写真データを入れたり、スマホの充電をしたりなど、いろいろと便利に使えました。

小さくて軽いため、持ち運びでも邪魔にならずにGoodです。

 

 

 

 

モバイルディスプレイ:I-O DATA LCD-YC162Hシリーズ

自宅以外で作業画面を増やしたいときに使っていました。

研究室に常に置いておき、複雑な作業や複数の論文を読み比べたいとき、修論の分析をする時などにかなり効率を上げてくれたモニターです。

 

 

デュアルモニター:I-O DATA LCD-AD243EDSシリーズ

自宅の作業机で使用しているモニターです。

ノートパソコンの画面と23.8型のモニター画面を2つ使うことで、非常に効率的に作業できます。

このブログ記事も、2つのモニターを使って調べ物をしながら、執筆しています。画面が大きく、明るさも変えられるので、かなり快適に使っています。

モニターを置く場所があるのであれば、ぜひデュアルモニターの環境を整えることをおすすめしたいです。

 

 

 

リストレスト:ELECOM 疲労軽減パームレスト「FITTIO」MOH-FHPシリーズ

PCのキーボードを打つ時に、手首の下に置いているクッションです。

机に直接手首を載せると痛くなってしまうのですが、このクッションを置くことでかなり快適に作業できます。長時間の論文執筆や逐語作業のときは必須アイテムでした。

ゴムのぷよぷよした感触が気持ちよく、個人的には癒し効果もあるんじゃないかと思っています。

デザインも黒でシンプルなので、見た目も邪魔せず、良い感じです。

 

 

必ず必要なアイテムではありませんが、学習環境を整える・快適にするといった観点で検討してみる余地はあると思います。

 

 

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まとめ

今回は、心理系大学院生に必要なパソコンスペックを考えてみました。

大学院の環境や研究内容によって必要なスペックは異なりますが、個人的には自分の購入したPCで十分役割を果たしてくれたと思っています。

これからパソコンを選ぶ人の参考になれば嬉しいです。

 

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