通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり

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大学院に合格した心理学の勉強法②(参考書編)

今回は、心理系大学院に合格するために使用した参考書を紹介します。

心理系大学院への合格を目指す人は、少なくとも3冊以上は参考書を手元に置いて勉強を進めましょう。

 

受験勉強で使用する参考書は「自分の実力に合った参考書」を選ぶことが重要になります。自分のレベルに合わない参考書を使って勉強をしても、勉強効率が悪くなるだけです。

公認心理師臨床心理士を目指すために、勉強の進み具合や実力に合わせた参考書を選ぶ参考にしてください。

 

 

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心理学全体

公認心理師臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード100 心理学編 講談社

まず、どの勉強から手を付けたらいいのか分からない、何からはじめたらいいのか分からない、という人にはこの参考書がおすすめです。

心理界隈ではとても有名な予備校講師(宮川先生)の著作です。

この参考書の推せるポイントは、「最初に勉強するべきキーワードが100個に絞られている」「初学者でも読みやすい説明文」「イラストが多い」ことです。

 

自分は、受験勉強を始めるときに購入し、冒頭から順番に用語のまとめノートを作成していきました。

また、大学の課題でわからない概念に出会った時、この本の説明を読んで理解していました。かなり優しい言葉で説明されているので、初学者にぴったりです。

この本1冊だけでは、情報量として足りないので、他の参考書を同時に見ながら学習を進めましょう。

 

受験会場では、この参考書を持ち込んでいる受験生をかなり多く見かけました。それだけ受験生の中で愛用されている参考書だと思います。

 

 

<こんな人におすすめ>

・心理学初学者

・これから受験勉強を始める人

・どの範囲から勉強を始めたらいいかわからない人

 

心理系大学院入試&臨床心理士試験のための心理学標準テキスト 秀和システム

臨床心理学だけでなく、研究法や基礎心理学精神疾患心理検査の範囲も網羅されている参考書です。重要な箇所や心理用語は太文字になっているため、かなり勉強しやすくなっています。

臨床心理学だけでなく、研究計画書の作成や統計学の勉強などにも役立ちます。

 

自分は上で紹介した参考書と、この参考書を受験勉強の一軍として勉強を進めていました。

「鉄則10&キーワード100」では足りない知識を、この参考書で補強していく、という感じで利用していました。掲載されている単語や情報量は、かなり多い印象があります。

 

自分は、主に臨床心理学・精神疾患心理検査の勉強に使用していました。

「この参考書に書かれている内容はすべて覚えるぞ」という目標を立てて勉強した結果、第一志望校に合格することができました。(実際に、この参考書内に出てくる用語は全て網羅するように勉強していました)

中堅校~難関校を目指す人の勉強量(暗記量)の基準として活用することも可能です。

 

 

<こんな人におすすめ>

・中堅校~難関校を目指す人

・「鉄則10&キーワード100」より詳しい情報量を求めている人

・大学院に合格するための勉強量・知識量の基準が知りたい人

 

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臨床心理学

公認心理師臨床心理士を目指して心理系大学院を受験する人は、臨床心理学の勉強に特に力を入れる必要があります。

上記で紹介した2冊では情報量が足りません。少なくとも3冊以上は手元に置いて勉強を進めることを推奨します。

 

よくわかる臨床心理学 ミネルヴァ書房

臨床心理学の3冊目の参考書として利用しました。

少し難しい参考書ですが、かなり広範囲の知識が網羅されています。

心理療法の詳細や、コミュニティにおける相談、研究技法まで詳細に掲載されています。

特に難関校を受験する場合、基本的な用語だけでなく、応用的な用語も出題されるため、ライバルに差をつけるためには幅広く臨床心理学を学ぶ必要があります。

 

 

<こんな人におすすめ>

・難関校を目指す人

・倍率の高い大学院を受験する人

・今手元にある参考書では情報量的に不安な人

・応用的な臨床心理学の用語まで抑えたい人

 

臨床心理学 有斐閣

自分は難関校を目指していたので、上記で紹介した参考書の情報量では心もとないと判断し、この参考書を購入しました。

この書籍は、臨床心理学の心理療法だけでなく、精神疾患もかなり詳しく書いてあります。

特に、精神疾患の具体的な症例や、検査、治療法についてはこの本から多くのことを学びました。

 

かなり分厚く、内容も難しいですが、難関校を目指す方は、1冊手元に置いておくといいと思います。大学院進学後もかなり愛用している1冊なので、長く使える参考書になります。

 

 
<こんな人におすすめ>
・最難関校の合格を目指す人
・大学院入学後も長く使える参考書を探している人
 
 

精神疾患

精神診療プラチナマニュアル

精神科や心療内科で働いている医者や看護師、心理士が持つような、小さなサイズのマニュアルです。

かなり臨床寄りの内容ですが、精神疾患の診断基準や、具体的な症状がコンパクトにまとまっています。さくっと調べたいときに便利です。

精神疾患について、ここに記載されている情報だけでは不十分ですが、「臨床心理学 有斐閣」と合わせて使うことでかなりの範囲をカバーできます。

 

手のひらサイズなので、持ち運びにも便利です。移動中に復習用として活用していました。

薬の種類なども詳しく掲載されているため、病院実習でも役に立つと感じています。

 

また、医者がどのように患者さんを診ているのかという視点が学べます。

著者の松崎先生のYoutubeと合わせて利用することで、勉強効果が上がります。


www.youtube.com

 

 

 

<こんな人におすすめ>

・移動中に精神疾患の勉強をしたい人

精神疾患の診断や判別、薬の種類などについて詳しく知りたい人

 

専門医がやさしく語るはじめての精神医学 中山書店

精神疾患の勉強では、この参考書もかなり活用しました。

それぞれの精神疾患の症状や治療について、分かりやすい言葉で詳しく書かれています。

 

例えば、統合失調症の妄想の種類など、他の参考書ではカバーしきれない細かい内容まで学ぶことができます。

用語の隣に英単語が記載されているのも、受験対策に役立ちました。

 

 

公認心理師臨床心理士のための発達障害論:インクルージョンを基盤とした理解と支援 学苑社

発達障害について、詳しく問われる大学院の場合、この参考書も活用できると思います。

発達障害に特化した参考書で、支援の方法や年代別の支援について詳しく書かれています。

小中学校、高校などでどのようにSCや教職員と連携するかなどについて、この本を読んで学びました。

 

 

<こんな人におすすめ>

・難関校を目指す人

・過去問で発達障害について出題されている大学院を受験する人

 

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心理検査

心理検査の実施の初歩 ナカニシヤ出版

知能検査や発達検査、投影法などの様々な心理検査の実施の仕方や採点方法について書かれています。

心理検査は、対象年齢や作者をただ暗記するのではなく、実物や具体例を見ながら学ぶ方がずっと効率的です。

実際の心理検査を学部生が入手するのは難しいのですが、そんな時に役に立った参考書です。

 

 

<こんな人におすすめ>

・受験勉強をしても心理検査についてふわっとした概念しかつかめない人

心理検査について「ただ暗記する」だけの勉強をしたくない人

心理検査の具体的な事例や解釈の方法も同時に学びたい人

 

 

第14巻 心理的アセスメント(公認心理師の基礎と実践) 遠見書房

心理検査だけでなく、心理的アセスメント全体について書かれています。

自分は、上記の書籍で足りない心理検査の情報を、この参考書から入手しました。

 

心理検査については、目的別(不安の測定、発達障害の診断、人格の把握など)に一覧表を作成し、まとめて覚えていました。

一覧表には、検査名、英語名、作者、作成年、目的、対象者、対象年齢、検査項目、結果、測定尺度、理論、注意すること、メリットとデメリットなどをまとめ、暗記しました。(かなり骨の折れる作業でした)

 

 

事例問題

事例問題が出題される大学院を受験する場合、具体的な事例も多く学んでいく必要があります。また、自分が学んでいる内容が、実際の臨床現場でどのように活用されていくのかを知ることができるため、受験対策のモチベーションアップにもつながると思います。

そのため、事例問題の出題の有無にかかわらず、積極的に事例に触れていくことをおすすめします。

 

暮らしの中のカウンセリング入門 心の問題を理解するための最初歩 北大路書房

大学の学部生や、心理学科へ進学を考えている中高生向けに書かれているカウンセリングの本です。精神分析や家族療法などの具体的な心理療法を用いたカウンセリングの事例や、不登校発達障害摂食障害グリーフケア、などの場面ごとの事例が紹介されています。

中高生でも読める文章レベルで書かれていますが、内容は大学院受験対策に使えるほど充実しています。具体的な事例に触れる機会があまりない学生ほど、読んで損はない一冊です。

 

 

少年期の心 精神療法を通してみた影 中公新書

7歳~15歳の子どもに焦点を当てた事例が多く書かれている本です。山中康裕先生が1978年に書かれた本で、自分は26版を持っています。

箱庭療法を中心として、場面緘黙や攻撃性退行、心気症などの症状を持つ子どもとの関りを学ぶことができます。子どもの臨床が専門の先生が多くいる大学院を受験する人や、精神分析系・子ども系の事例問題が過去に出ている大学院を受験する人には特におすすめです。

また、大学院受験関係なく、大変勉強になる一冊です。新書で出版されているので、すきま時間や移動時間に手軽に読むことができます。

 

 

 

まとめ

今回は、心理学の勉強に使用した参考書を紹介しました。

自分は上で紹介した参考書をメインで使用しながら、受験勉強を行いました。

上記で紹介した参考書の中身を理解し、アウトプットできるようになれば、大学院に合格できます。

 

基礎心理学の分野も出題される大学院の場合、他の参考書を使用して、さらに幅広く学習を進める必要があります。

まずは臨床心理学の範囲から勉強をはじめましょう。

臨床心理士公認心理師を目指す場合、臨床心理学の学習が最優先です。

 

また、統計学や英語の勉強に使用した参考書は別の記事で紹介しています。

psychology-study.com

 

用語まとめノートの作り方はこちらにまとめました。

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<心理学の勉強法>

大学院に合格した心理学の勉強方法①(スケジュール編)

大学院に合格した心理学の勉強法③(用語まとめ・過去問研究など)

 

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<心理英語の勉強法>

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