最終更新日:2024年6月18日
投稿日:2022年2月8日
この記事では大学で心理学を学ぶ人に向けて、心理学のレポートや課題・勉強・大学院受験対策に役立つ参考書を紹介します。
心理学の勉強をする時には、自分の実力・レベルに合った参考書を使うことで、効率よく学習を進めることができます。
筆者は、通信大学で独学で心理学を学び、その後大学院に合格し、現在は心理職として働いています。
はじめて心理学を勉強するとき・レポートを書くときに役立ったおすすめの参考書を紹介します。
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基礎心理学のレポートにおすすめの本3冊
基礎心理学の参考書を紹介します。
ここで紹介している参考書は記憶の方法や人間の発達、学習などについて幅広く網羅しているため、1冊購入するだけで複数の科目の勉強になります。
役に立った科目
心理学概論、発達心理学、社会心理学、学習心理学、知覚・認知心理学、感情・人格心理学など
新版心理学 有斐閣
分厚くてすべて読むには骨が折れますが、心理学の勉強を始めるとき一番最初に購入して読んだ本です。
臨床心理士として活躍されている先生におすすめされて購入しました。
大学の課題と重なる範囲の内容が多く記載されています。分からない用語があったらまずはこの本の索引から調べ、書かれている説明を理解できるように読んでいきました。
レポートを書く際に非常に参考になりました。
心理学 第5版補訂版 東京大学出版会
心理学の教科書と言えばこれ!と言われるほど、様々なところで紹介されている参考書です。
上記の「心理学 有斐閣」と共に、レポートを書く際には必ず隣に置き、関連する用語などについて調べました。
大学在学中にかなりボロボロになり、手に馴染んできました。それだけ活躍してくれた参考書です。
現代心理学辞典 有斐閣
心理学を学ぶときに、「心理学辞典」が手元に1冊だけでもあると便利です。
索引から調べて引くことができ、定義なども掲載されています。「現代心理学辞典」は5,200項目も収録されているため、心理学のかなり幅広いジャンルが網羅されています。
単語から近接領域の単語やジャンルを知ることができるため、レポートの内容をより深く・充実させていきたい人にとっては、かなり使える1冊だと考えています。
いい成績を取りたい人、心理学についてより深く学びたい人はチェックしてみてください。
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臨床心理学のレポートにおすすめの本4冊
ここで紹介している参考書は、臨床心理士・公認心理師といった心理カウンセラーをめざしている人の場合、大学の勉強だけではなく大学院受験や大学院の勉強、試験対策でも役に立つ、長い目を見て活躍する参考書ばかりです。
また、特定の心理療法に特化しているのではなく、幅広く網羅的に臨床心理学について書かれているテキストなので、1冊購入するだけで、大学で必要な広範囲を網羅することができます。
役に立った科目
心理的アセスメント、臨床心理学概論、心理学的支援法、精神疾患とその治療など
公認心理師・臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード120 心理学編 講談社
過去に心理学の勉強をしたことがない人、これから心理学の勉強を始める人におすすめの参考書がこちらです。
大学から配布される教科書だけで、レポートを書くのが難しいと感じた人、教科書に書いてあることがさっぱり分からない人は、まずこの参考書を手に取ってみるのがおすすめです。
イラストが多く、重要な項目に絞って、分かりやすい口調で説明されています。
自分が大学入学直後に戻れるなら「まずこの参考書を買いなさい」と自分にアドバイスをします。
もっと早く購入していれば、あんなにレポートに苦戦しなかっただろうなと思っています。
よくわかる臨床心理学 改訂新版 ミネルヴァ書房
上の本に加えて、臨床心理学系で追加で購入するとしたら、この参考書かなと思います。
配本された教科書だけではよく分からなかった箇所について、調べるために使用していました。
臨床心理学に関係する用語は多々ありますが、かなり広範囲がカバーされているかと思います。
詳細については、それぞれの用語の専門書をさらに読んでいく必要がありますが、レポートを書く程度であれば、十分な知識が書いてあると個人的には考えています。
臨床心理学 有斐閣
かなり分厚いため、初学者にはハードルの高い一冊です。そのかわり、内容がとても充実しています。
購入したのは、大学の単位がすべて取得し終わり、大学院受験のための勉強を始めたタイミングでした。
ただ、臨床心理学や心理学的支援法などの講義内容と重なる内容となっているので、レポート・試験に苦戦している方にとってはかなり頼りになると思います。索引も充実しており、本当に助かりました。
大学院受験勉強で大活躍しました。大学に入学した段階で買っておけばよかったと思う一冊です。
臨床心理学スタンダードテキスト 金剛出版
これから臨床心理学の勉強を本格的に始めようとしている人、将来臨床心理士・公認心理師を目指している人はこの本を1冊持っておくだけで、かなり勉強に役立つと思います。
公認心理師の資格を取得するために、学部時代に取る必要のある単位の全範囲を網羅しているテキストです。かなり分厚く、お値段も高いですが、その分情報量が充実しています。臨床現場で活躍している様々な専門家が書いているため、具体的なケーススタディや臨床心理学領域の社会との接点を見据えたスポットライトが提示されるなど、かなり現場寄りの内容も勉強できます。
もし筆者がこれから大学院受験をするのであれば、この本を購入し、手元に置きながら勉強を進めていきます。
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レポート作成に苦戦してる人におすすめの本2冊
そもそも「レポートってどうやって書いたらいいの…?」「レポートを書こうとすると手が止まってしまう」という人もいると思います。
私も最初はレポートの書き方に戸惑い、苦戦しました。
「レポートの書き方を学びたい!」という人におすすめの本を紹介します。
心理学レポート・論文の書き方 講談社サイエンティフィク
初心者を想定して、ごく基本的なルールから解説されている参考書です。
カラーで書かれており、図や表も多く挿入されているため、「はじめて心理学のレポートを書く」人にぴったりの1冊です。
レポートの書き方がスモールステップで習得できるため「何から手を付けたらいいか分からない」人がまず最初に取り組むのにおすすめできる本です。
初心者向けではありますが、心理学の論文を書く時の基準となる、「執筆・投稿の手引き」を元に書かれているため、卒業論文や修士論文、研究計画書の作成にも活用できます。
心理学実験・研究レポートの書き方 北大路書房
大学入学後、レポート執筆に苦戦している人もいるかもしれません。自分も、最初は「レポートを書く」という行為に慣れるまでに時間がかかりました。
はじめて心理学のレポートを書く人におすすめの参考書がこちらです。実験レポートの作成や、大学院受験で必要となる研究計画書の作成の参考にもなります。
まとめ
上記で紹介した参考書は、1冊が1つの科目に対応しているのではなく、1冊で多くの科目の範囲をカバーすることができます。
教科書だけでは、カバーできる範囲が限られるため、新しく参考書を購入しようと思っている方は、ぜひ検討してみてください。
また、大学院の受験勉強にも上記の参考書は大活躍したので、受験を見通したうえで早めに購入するのが非常におすすめです。
また、国立大学院へ合格した筆者が受験勉強で使用した参考書は下記リンクをチェックしてください。
▶大学院受験対策に役立った参考書
心理系大学院に合格した心理学の参考書【公認心理師】【難関国立大学合格】
▶大学院受験勉強
【完全版】心理学勉強法まとめ【心理系大学院】【公認心理師・臨床心理士】【難関国立大学院合格】
聖徳大学の各科目のレポートや試験対策で使用した参考書をここですべて紹介することはできていません。
科目別に使用した参考書や勉強法は、こちらの記事から探すことができるので、特定の科目に苦戦している人は参考にしてください。
▶聖徳大学心理学科 科目別の感想まとめ
【完全版】聖徳通信心理学科 科目別感想まとめ【公認心理師】【難易度・優先度】 - 通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり
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