今回は、心理系大学院生や若手の公認心理師・臨床心理士が「就職活動をはじめる前に考えておきたいこと」をまとめます。
筆者は社会人経験を経てから大学院へ進学し、現在は公認心理師・臨床心理士として、現場で働いています。
当時、心理職の就職活動について、情報が少なく、なにから考えたらいいか悩んでいました。
「就職活動の軸」はたくさんありますが、今回は「現実的な面」から、最初に考えておきたいと思ったことをまとめます。
なお、就活において重視する点は、人それぞれだと思います。あくまでも筆者の一意見として読んでもらえたらと思います。
スポンサーリンク
心理職が就職活動をはじめる前に考えておきたいこと
お金をいくら稼ぐ必要があるか
まず、最初に私が考えたのは「お金がどれだけ必要か」ということです。
心理職は給料が低い、という話を聞いたことがある人もいると思いますが、確かに、賃金が安い求人情報もたくさんあります。
でも、興味のある分野だし、働いてみたいな…と心惹かれたことは何度もあります。
ただ、一方で、経済的に生活を成立させる必要もあります。
自分が経済的に困窮してしまったら、自己研鑽もできないし、心身の健康を維持することも大変になってしまう…みたいなことを考えていました。
「いくらお金を稼ぐ必要があるか」は人それぞれです。
大学院修了後、しばらく実家で暮らしながら、職場に通勤できる人もいるでしょう。実家で最低限の衣食住が保障されている人もいると思います。
中には「いくら稼ぐか」をあまり重視しなくても、生活が成り立つ人もいるかもしれませんね。
一方、東京で一人暮らしをしつつ、奨学金の返済をしながら、生活に必要なお金を全部自分で稼ぐ必要がある人もいると思います。
こちらのパターンの人は、「最低限稼がないといけない金額」と「できたらこれくらい稼ぎたい金額」について、しっかりと試算したうえで、「条件を満たす給料がもらえるか?」といった視点で求人を探すと良いと思います。
スポンサーリンク
「ひとり職場」を候補に入れるか
心理職は「ひとり職場」が多い職種です。
経験が浅い心理職の場合、「ひとり職場で働くか」「心理職がたくさんいる職場で働くか」という2つの視点について考えておくと良いと思います。
心配性の私は就職活動の前、以下のように考えていました。
「ひとり職場」の場合、業務中に対応に困ることがあっても、すぐに聞ける人がいなくて、すべて一人で対応する必要が出てくる可能性があるな、と考えていました。
SVを業務時間外に受ける頻度についても、最初はかなり増やさないと自分が不安になりそう…みたいなことも考えていた記憶があります。
一方、「出勤日に心理職が複数人いる職場」であれば、先輩のアドバイスや指示を聞きながら、チームで対応できるといった安心感があるな、と考えていました。
相談できるベテランの心理職やスーパーバイザー的な人が職場にいる環境で働けたら、勉強になりそう、みたいなことも思っていました。
環境や立場によって、どう捉えるかは人それぞれだと思いますが、「ひとり職場」を候補に入れるか、という視点も、若手心理職の場合は考えておいた方が良いと思っています。
絶対にNGな条件はあるか
ほかにも、個人的に「絶対に避けたい条件」があれば、考えておけるとよさそうです。
たとえば、私の場合は、夜が弱いので、深夜帯まで勤務する必要のある職場は避けたいと考えていました。
深夜まで対応している電話相談の仕事を検討したこともありますが「シフト制で夜勤もあると、生活リズムや体調崩しそうだな…」と考え、見送ることにしました。
「自分が健康を維持しながら心理職として働き続けられそうか」や「極端にしんどくなりすぎないか」といった視点から考えてみるのもよさそうです。
今までの経験や、大学院の実習でつらすぎたことを振り返ってみるのも、ヒントになりました。
スポンサーリンク
まとめ
今回は、公認心理師・臨床心理士が就職活動をはじめる前に、最低限考えてきたいことをまとめました。
他にも考えるべき「就職活動の軸」はたくさんありますが、生活を維持する、安心安全な職場で臨床経験を積む、といった視点を持っておくことは必要かなと思っています。
就職活動の軸について考えたいときは、「心理職の仕事と私生活 若手のワーク・ライフ・バランスを考える」という本もおすすめです。
このブログでは、心理職のキャリアや就職活動についてまとめています。
また、noteにはもう少し突っ込んだ就活の話なども書いているので、参考にしてください。