通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり

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大学院に合格した心理学の勉強法③(過去問研究・アウトプット)

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今回は、大学院受験のために行った心理学の勉強方法で、特に意識したこと・注意したことについて書きます。

心理学の知識が全くない状態から約1年半の受験勉強で臨床心理士指定大学院・公認心理師対応大学院に合格することができました。

ライバルになるのは、大学で4年間心理学の勉強をしてきた学生だったので、彼らと同じ水準まで心理学の知識を増やすために、様々な工夫をしました。

 

今回は、自分の勉強方法で注意したことについて説明できたらと思います。

また、心理学の勉強スケジュールや使用した参考書は下記のページから飛べるので、こちらも参考にしてください。

大学院受験-心理学 カテゴリーの記事一覧 - 通信制大学から心理系大学院へ合格するまでの道のり

 

また、「心理学の勉強スケジュール」について読んでから、この記事を読むと、より深く理解できると思います。

psychology-study.com

 

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過去問研究

過去問研究をする

大学院入試を突破するために一番重要なのは過去問研究です。

自分は、志望校が決まった直後に1回、受験1か月半前~受験直前にかけて数回、過去問研究を行いました。

過去問研究では、出題される問題の傾向や、当日の時間配分の目途などについて研究しました。

 

過去問を何周も解け

受験1か月半前~受験直前に賭けて、何回も過去問を解きました。手に入った過去問は、受験までに4周解きました。

何回も問題を解いていると、2周、3周解いてようやく気付く傾向や、先生の好み、問題の質が分かってくるようになります。その大学院はどのような学生が欲しいのか、どのような問題が出される可能性が高いのか、繰返し出題されている問題はあるか、などが見えてくるようになりました。

 

過去問に依存しすぎるな

とはいえ、過去問演習だけを行い、過去問に出題されていない分野の勉強を疎かにすると痛い目に合う場合もあります。

ある年に突然、過去問の傾向が変わることもあります。自分の受験では出題の傾向が変わり、ものすごく時間をかけて対策した分野が全く出ず、本当に焦りました。

過去問研究は大事ですが、過去問研究だけでなく、ほかの分野の勉強も満遍なく取り組むようにしましょう。

 

インプットとアウトプット

インプットばかりやらない。アウトプットもやる

受験勉強開始直後は、インプットが中心になると思います。用語について調べ、まとめノートを作成していました。理解できない分野については、予備校の授業を受けたり、YouTubeを見たりしました。

しかし、インプットだけでは、受験本番の問題を解くことは出来ません。受験が近づくにつれ、インプットよりアウトプットの時間を増やすようにしました。

psychology-study.com

 

残り1ヶ月の段階で、アウトプットに完全移行

受験まで残り1ヵ月となった段階で、心理学の勉強をインプットからアウトプットに完全移行しました。1か月前からは、過去問や問題演習で出会った新しい概念や用語以外は、インプットせず(用語を追加せず)、アウトプットに時間を使いました。

インプットを始めるとキリがないので、ある程度の範囲で線引きをして、アウトプットに時間を使うと良いと思います。

自分の場合は、受験1か月前からアウトプット中心にしましたが、仕事や卒論などと両立している人の場合、もっと早い段階からアウトプット中心の勉強を始めたほうがいいと思いました。

 

アウトプットの練習

自分は、過去問・予備校の小テストや模試を利用してアウトプットの練習をしていました。

また精神疾患別に症状・治療法などについて、一通り書き出したり、口で話してみるなどしていました。マインドマップも活用しました。

どうしても覚えられない概念や心理検査の年齢などについては、語呂を作成して暗記するようにしていました。

受験勉強中も、毎日30分以上は散歩をすることを決めていたのですが、散歩中に、勉強した内容についてブツブツ唱えながらアウトプットの練習をしていました。(不審者に見えるので、マスクを付けて人気の少ない道でやっていました)

 

 

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勉強や参考書探しのヒント

自分の場合、第一志望校にどうしても合格したかったので、志望校対策に特化した勉強をしました。使用する参考書は以下の方法で探したりもしました。

 

志望校の先生の著作を読む

志望校の大学院に在籍している先生が執筆している本を検索し、自分に読めそうな内容だった場合、その著作を読むようにしました。

過去問分析を行い、先生の得意な分野が多く出る傾向の大学院の場合、先生が書いている本の内容から問題が出題されることもあると考えました。

自分の受験時に、志望校の先生が執筆された本から引用してきたと思われる(自分が使用していた大学院受験対策用の参考書には載っていなかった)用語が出題されました。

特に難関大学院を受験する人の場合、基本的な心理学の勉強に加え、志望校の先生の著作などもチェックしておいた方がいいと思います。

 

シラバスに載っている教科書を読む

外部の大学院を受験する時に、どの参考書を使用したらいいか分からない場合、その大学院の学部生のカリキュラムやシラバスを読み、そこに掲載されている教科書を使用して勉強するのもひとつの案だと思います。シラバスは、多くの大学がHP上で公開してくれています。

自分は、第一志望校のシラバスを調べ、その大学の学部生が使用している教科書と同じものを購入し勉強を進めました。

特に、出題される問題にクセがある場合は、シラバスで指定されている教科書から出題されている可能性を考えてみるのもありだと思います。(自分が深読みしすぎているのかもしれませんが)

出題される問題に「クセ」があるかどうかについては、色々な大学院の過去問を見たり、過去問研究を進めていかないと分からないと思います。そのためにも過去問収集や過去問研究をしっかり行うことは重要であると、自分は考えています。

 

以上、自分が大学院の受験勉強時に特に意識したこと・注意したことについて書きました。

受験勉強は時間との闘いです。限られた時間の中で、どれだけ自分の頭に知識を叩きこみ、パフォーマンスを高められるかといったことを考えながら、受験勉強に取り組みました。

 

心理学の勉強方法については、下記のリンクにまとめてあるので、こちらを参考にしてください。

大学院受験-心理学 カテゴリーの記事一覧 - 通信制大学から心理系大学院へ合格するまでの道のり

 

また、このブログに書いてある記事を探すときはこちらの「サイトマップ」が便利です。

心理英語や統計学の勉強の仕方、研究計画書の作成、志望校探し、研究室訪問、面接対策などについてもまとめてあります。

 

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