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通信制大学で心理学を学ぶメリット・デメリット【公認心理師・臨床心理士】

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最終更新日:2023年6月1日

投稿日:2022年2月7日

 

今回は、通信制大学で心理学を勉強するメリットとデメリットを、通学生大学(4年)と通信制大学(2年)に在籍していた経験のある筆者が解説します。

心理学を学ぶために、大学へ通うか迷っている人通信制大学か通学制大学のどちらを選ぶか迷っている人にとって、参考になる情報をまとめました。

自分は、心理学初学者から、通信制大学へ入学し、心理学を勉強、大学院へ進学しました。

 

 

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この記事の対象者

通信制大学と通学制大学の違いが知りたい人

・心理学を学ぶために大学へ入学するか迷っている人

通信制大学に興味があるけど、どんな感じか知りたい人

公認心理師の資格を取るために、大学の学部の単位の取得が必要な人

公認心理師の資格を取るためには、大学卒業後、大学院まで通う必要があります。)

 

筆者のプロフィール

聖徳大学心理学科(通信課程)へ3年次編入→最短の2年間で卒業

通信制大学公認心理師の受験資格に必要な学部の単位を取得

聖徳大学卒業後、大学院へ進学

聖徳大学入学前は、4年制大学(通学過程)→社会人の経歴あり

 

通信制大学のメリット

自分のペースで勉強できる

通信制大学の最大のメリットはこれです。

仕事・家事・育児・介護などと両立しながら学ぶことができるのが、強みになります。

実際に同級生は、仕事や育児をしながら大学の授業を受けている人が多くいました。また、病気明けの人や、社会生活へのリハビリの一環として通っている人もいました。

 

大学と自宅が遠くでも授業が受けられる

オンライン授業が開講されている場合、大学と自宅の距離が遠くても、授業を受けることができます。コロナ禍を経て、かなりオンライン対応が強化されたのではないでしょうか。

聖徳大学の場合、コロナの影響でスクーリングや試験は全て自宅・オンライン受講となりました。コロナ禍終了後の対応は現時点では不明です。

 

学費が安い

通学制の大学と比較すると、学費が安く済みます。

聖徳大学の場合、2年間在籍して学費は約50万円でした。

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長期間在籍できる

仕事や家庭の兼ね合いで、ストレート卒業する学生は少ない印象です。

在籍料を追加で払うことで、長期間の在籍が可能となります。

学生証が手に入るため、学割などお得に利用できるサービスや大学の図書館を利用することができます。

 

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様々な背景の知り合いができる

通信制大学で学んでいる人の年齢や職業、背景は様々です。

自分はコロナ禍に在籍していたので、主なやりとりはTwitter上で行っていたのですが、普通の生活をしていたら出会えなかった方たちとお話をすることができました。

気が合った数人の方とは定期的に勉強会を開いたり、リアルで会って仲良くなったりしました。大人になってから新しく友人を作ることは難しいのですが、自分から動くことで新しい友人を作ることができます。

対面スクーリングが再開されれば、さらに知り合いや仲間を作る機会が増えると思います。

 

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通信制大学のデメリット

基本的に独学

基本的に自分の力で学習を進める必要があります。通学制の大学では、毎日授業を受け、分からないことがあればすぐに教授に質問ができる環境があります。しかし、通信制大学の場合、基本的に教科書を読み、自力で理解し、課題を進めていく必要があります。

聖徳大学の場合、学びの比率として「9割独学、1割授業」という感じでした。放送大学の場合は、映像授業の割合がもっと上がるのかもしれません。(自分は放送大学に在籍していたことはないのでよくわかりません)

 

聖徳大学 卒業体験記

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友人、仲間を作るのが大変

メリットとして「様々な背景の知り合いができる」と書きましたが、自分から主体的に動かないとなかなか友人はできません。孤独な勉強はメンタル的にしんどくなります。しかしSNSの活用など、自分の工夫次第で友人や勉強仲間を作ることは可能です。

 

手に入る情報量が少ない

通学制の大学に通っていると、授業の前後の雑談や、先生がぽろっと話してくれる小話などから心理学以外の情報について得るチャンスが多くあります。特に就職や大学院受験に関しては、かなりの情報量が必要になります。

それに対し、通信制の大学の場合、一人で得られる情報量に限りがあります。大学院受験の情報を集めるのには、大変苦労をしました。

大学院受験をする場合、大学の課題・勉強と受験勉強を同時に行う必要が出てくるため、情報収集にかなりの時間を割くことになると思います。

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実習先の自己開拓が必要(大学による)

公認心理師を目指すために大学へ通う場合、8日間の実習を受ける必要があります。

聖徳大学の場合、実習先は「自己開拓」となります。自分で病院に電話をかけて「実習をさせてください」とお願いして回る必要があります。すんなり決まる人もいれば、実習先の自己開拓にかなり苦戦する人もいます。

他の通信制大学の実習先の開拓についての体制は知らないので、何とも言えないですが、このようなイベントが発生する可能性はあります。

通学制の大学の場合、基本的に実習先は大学が斡旋してくれるので「自己開拓」が必要になることはほとんどないと思います。

 

公認心理師 実習体験記

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ゼミへの所属ができない、卒業論文が書けない(大学による)

これも大学によりますが、聖徳大学の場合、心理学科の学生は卒業論文を書くことができません。卒業論文という重い負担をかけずに卒業できるのはメリットでもありますが、研究したいと考えている人にとっては物足りないと感じるかもしれません。また、大学院受験の出願時に「卒業論文」を提出する必要がある大学院もあるので注意です。

また、ゼミへの所属や卒業論文を書くというイベントが発生しない場合、特定の教授から直接指導を受ける機会がないということです。大学院受験の話ばかりで恐縮ですが、大学院受験時には「研究計画書」を提出する必要があります。研究方法や研究計画書の書き方について学ぶ機会を得るのは、通信制大学では難しいかもしれません。

(他の通信制大学では、「卒業論文」が書ける大学もあるらしいとのことです。この点に関しても、大学ごとに特徴があるので、調べてみてください)

 

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通信制大学へ通うか迷っている人へ

中学生・高校生

個人的には、もしこの記事を読んでいる方が中学生・高校生で、これから通学制の大学へ通うチャンスがあるのであれば、通学制の大学へ通うことをお勧めします。

なぜなら、濃い友人関係や仲間が作れること、サークル活動などを通して様々な経験を積むチャンスがあるからです。学生時代の友人は、将来の糧となります。心理職以外の友人を持つことで、視野も広がります。

また、研究室に所属すれば、教授や先輩から、通信制の大学では得ることのできない情報やアドバイスをもらえる機会が多くあります。

 

社会人・大人

社会人などの大人の場合、週5で大学へ通い授業を受けるのは難しいと思います。そのような方にとっては、通信制大学というのは勉強と仕事を両立できるありがたい存在です。

社会人から公認心理師を目指す人に向けた、通信制大学の選び方については、こちらの記事にまとめてあるので、参考にしてください。

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また、聖徳大学の評判や学習の進め方については、このサイトに詳しくまとめてあるので、大学選びの参考にしてください。

聖徳大学 評判まとめ

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聖徳大学に入学した理由 

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まとめ

今回は、通信制大学で心理学を学ぶメリット・デメリットをまとめました。

大学ごとに特色があるので、自分に合う学びができる大学を探してみるのも重要となります。

 

通信制大学への入学を検討している人からよく質問されることはこちらにまとめました。

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このサイトには、聖徳大学を最短卒業した筆者の勉強ノウハウや、通信制大学での学習、大学院受験についてまとめてあります。

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