通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり

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大学院に合格した統計学の勉強法①(統計学 スケジュール編)

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「心理統計学」について、苦手意識の多い人は多いのではないでしょうか。

このブログでは、心理系大学院の合格のために行った勉強法や役に立った参考書、勉強のポイントなどについて説明していきます。

この記事では、実際に自分の行った統計学の勉強の流れを、受験前のスケジュールを含めて書いていきます。

 

自分の受験した大学院は、統計学や研究法についてもかなり詳しく問われる大学院だったので、それなりに力を入れて、勉強しました。しかし、統計学にはどうも苦手意識が強く、本格的に勉強を開始したのは、受験1か月半前からでした。

また、自分は通信制大学に通っていたので、他の大学とは違い、基本的に独学で統計学を学ぶことになりました。

 

勉強の流れ

①大学のレポート(研究法・統計学)を書く(院試1年半前)

まずは、通っていた大学のレポート課題に取り組みました。教科書を読み、指定されたレポートを書きました。最初は、何が書いてあるのかさっぱり分かりませんでしたが、繰り返し教科書を読み、なんとかレポートを提出、在宅試験を受験しました。

ちなみに、使用した教科書はこちらでした。

 

 

②スクーリング(応用統計学)(院試半年前)

大学のスクーリングとして、応用統計学の授業を3日間受けました。統計学の基礎について、先生が話している映像を見るスタイルでした。とりあえず、課題をこなして提出しました。やり方は聞けば分かるけど、それでなにをどのように分析しているのか、なぜその分析法使用するのかなどについては正直全く理解していませんでした。

③「研究法」の用語まとめノート作成(院試3か月前~直前)

上記で紹介した「心理学研究法 有斐閣」を用いて、研究法に関連する用語をピックアップし、まとめノートを作成しました。

剰余変数やパイロットテストなど、院試で出そうな用語を抑えつつ、1周しました。

④「統計学」の用語まとめノート作成(院試1か月半前~直前)

受験用の統計学の概要を抑えるためには、この緑本がおすすめです。いきなり難しい参考書に取り組んでも挫折してしまうため、簡単なレベルの参考書からはじめました。

統計学の勉強に本格的に取り組み始めた時点で、院試まで1か月半を切っていたのでかなり焦りました。頭の中には、統計学の用語は一切入っていない状態でした。

t検定や分散分析、因子分析など統計学に関連する用語については、全てまとめノートに記載しました。

 

⑤予備校の授業(受験1か月半前~1か月前)

予備校の映像授業を受け、緑本で学んだ統計学の知識を補強しました。やはり、誰かに説明してもらうとかなり理解できます。統計学はどれだけ自分で理解できているかが重要となるので、納得するまで繰り返し映像授業を見ました

また、配布されたレジュメがかなり分かりやすく、役に立ちました。今までの学習で漏れていた用語について、随時補充していきました。

⑥過去問で問題を解く(院試1か月前~直前)

統計学・研究法について一通り学習したあと、過去問に取り組みました。模範解答を自分で作成し、足りない部分については、調べて情報を補強しました。

また、志望校の先生が得意とする研究法(量的研究、質的研究など)を調べ、重点的に知識を増やしました。先生が、統計学や研究法の書籍を執筆している場合、その本を確認してみるのもいいと思います。

過去問は数年分を全て3周し、最終的には何も見ずに回答を作成できるレベルにしました。

⑦予備校の模試・小テスト(院試2週間前~直前)

過去問だけでは問題演習が不足していると感じたので、予備校の模試や小テストを解きました。これについても、最低2周以上は取り組みました。


余裕があればやりたかったこと

⑧「心理統計学の基礎」を読んで理解する

周囲の先輩方からおすすめされた参考書が、「心理統計学の基礎 有斐閣アルマ」です。「ここに書いてある内容を理解していれば、院試は余裕だよ」とアドバイスされていました。

自分は時間が足りずに、手を付けられませんでした。

 

⑨「心理統計学ワークブック」で問題演習をする

問題演習が不足していると感じていたので、「心理統計学ワークブック」で統計学の問題演習を行いたいと考えていました。しかし、時間が足りず、こちらにも手を付けることができませんでした。

 



自分はここまで到達できませんでしたが、更に高みを目指すのであれば、以下のような勉強を追加で行う予定でした。

しかし、自分の場合、上記の勉強法で、国立大学院に合格するだけの統計学・研究法の知識を身に付けることができました

統計学の勉強を進めると、先行研究が読めるようになってきます。前分からなかったことが分かるようになる過程が、とても楽しく感じていました。

 

また、さらに統計学を深めたい人の場合、統計学検定に挑戦したり、統計ソフトを触るなどして学習することができると思います。

 

勉強のポイントや注意したこと使用した参考書については続きの記事に書いてあるので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

 

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