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大学院に合格した統計学の勉強法②(統計学 注意したこと編)

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今回は、心理統計学の勉強をするうえで、注意したことや勉強のポイントなどについて解説します。

自分は実際に以下のことに注意しながら、勉強を進めた結果、大学院に合格できました。

前回の記事に心理統計学の「勉強の手順」について書いたので、まずはその記事から見てもらえると、より理解できると思います。

 

psychology-study.com

 

 

過去問研究が最優先

まずは過去問研究をしましょう。そして、統計学や研究法について、どの程度深く聞かれるかを把握しましょう。

そして、用語説明のみか、さらに深い論述問題が問われるのか確認しましょう。

また、その用語の難易度はどの程度かについて分析しました。(どの参考書にも載っている用語か?基本的な参考書には載っていない難しい用語か?など)

そして、自分の現在のレベルと、要求されるレベルの差を考え、どの水準まで自分の実力が必要になるのかを考えました。計画を立てましょう。他の教科とのバランスを考え、統計学の勉強に費やせる時間も考える必要があります。

 

研究法と統計学は一緒に勉強しよう

これがめっちゃおすすめです。研究法の参考書に出てきた単語は、統計学の参考書に出てくることも多くありました。どうしてもこの2つは連動しているので、同時に勉強するのがおすすめです。自分も、用語のまとめノートは、研究法と統計学を一緒に作成しました。

 

統計学」「研究法」「研究計画書」の勉強を同時に行う

統計学を独立した教科として取り組むのではなく、他の科目と同時に勉強を進めるといいと思います。統計学を学ぶと、自然と研究計画書の作成や研究法の勉強にもなります。

統計学」一本に集中するより、先行研究を探したり、研究計画書を作成しつつ、バランスをよく取り組むことがおすすめです。

 

複数回、説明を聞く機会があったのが良かった(大学、予備校の授業)

同じ概念に対して、様々な角度から説明をしてもらうことで、かなり定着すると感じました。特に統計学は「暗記する」よりも「理解する」方が重要です。そのため、誰かの授業を聞いて理解するのがおすすめです。

また、自分の場合は大学の授業と予備校の授業で2通りの説明を聞くことができました。片方の先生の説明ではあまり理解できなくても、もう一人の先生の説明で腑に落ちることも多くありました。複数人から説明を受けることで、より理解が深まったと感じています。

 

参考書は複数用意しよう

ひとえに「統計学」の参考書とはいっても、参考書によって、書いてある用語や説明範囲がかなり異なります

また、統計学は範囲が広く、1冊の参考書だけではすべてをカバーすることはできません。そのため、複数の参考書を用意して、理解を深めていくことが重要です。

 

簡単な参考書から徐々に難しくする、最初から挫折すると辛い

まずは、簡単そうで、自分でも取り組めそうな参考書を選びました。

複数冊の参考書を利用しましたが、統計学が苦手な人」が、院試勉強の導入として使用するのには、緑本がおすすめです。

その後、少しずつ難しく、内容が充実している参考書に取り組むといいと思います。挫折しないことが一番大事です。

問題演習をこなす、まずは用語説明ができるように

読んで理解しただけでは意味がありません。問題演習に取り組んで、自分の言葉で用語説明ができるようになる必要があります。インプットとアウトプットは全く別です。特に直前期はアウトプットの練習を重点的に行いました。

 

数学用語にビビるな!!

いきなり数学用語や、数字、式が出てくるとビビりますよね。逃げ出したくなる気持ちは分かりますが、まずはぐっと堪えましょう。そして、分からないところは飛ばしつつ、分かる所から攻めていきましょう。分からないところを、分からないままスルーするスキルも時には重要だと、受験勉強をしながら感じました。

分かると楽しくなる瞬間があるので、それを楽しみに頑張りました。

 

統計学の勉強は、苦しく感じる人も多くいると思いますが、同じように感じている受験生はきっと多いはずです。逆に、少しでも統計学が得意になれば、他の受験生に大きく差をつけられると思います。

自分も少しでも他の受験生に差をつけるべく、最後まであきらめずに統計学・研究法の勉強に取り組みました。

 

次の記事で「統計学の勉強で本当に役に立った参考書」について説明しているので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

統計学の勉強法については、こちらにまとめてあります。

 

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