通信制大学に入学したのはいいけど、何から手を付けたらいいのか分からない、どうしよう、と不安に思っている人も多いかと思います。
自分も通信大学の入学直後、大学からたくさんの書類や教科書が送られてきてパニックになった記憶があります。
今回は通信制大学入学後にやってよかったことをまとめます。
全てを一気にやるのは難しいと思いますが、できそうなことからチャレンジしてみるのをお勧めします。
自分は聖徳大学に所属していたので、聖徳大学寄りの話も出てきますが、他の放送大学などの通信制大学の方にも役に立つ情報も書いてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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情報を集める
まずはとにかく情報を集めました。特に最短での卒業を目指す場合、どれだけ情報を集められるかが鍵になる側面もあります。
mixi、テストの過去問サイト
聖徳大学の場合、mixiコミュニティやテストの過去問が掲載されているサイトがあったのでそのサイトを見ていました。
他の通信制大学でも似たようなサイトやコミュニティはあるのではないかと思います。
聖徳通信
毎月郵送されてくる「聖徳通信」は必ず目を通すようにしました。郵送されるより前に、ネット上にアップされるので、スクーリングの日程確認など急いでる人はネット上から確認するのがおすすめです。(確か毎月20日前後に更新されていたと思います)
重要な締め切りやスクーリング・実習に対する情報は全て聖徳通信に書かれているので、どんなに忙しくても必ず確認しましょう。
聖徳HPの「在学生向けのお知らせ」
緊急の情報については、聖徳のHP上に在学生向けに掲載されることがあります。自分の在籍時は、コロナ関連の情報が多かった記憶です。
定期的にチェックしておくといいと思います。
サイト「通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり」
このサイトのことです。このサイトにも、通信制大学入学後の動きや、勉強方法、最短卒業するための戦略などについて様々な情報を書いているので、情報収集に役立ててください。
▶聖徳大学 卒業体験記
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仲間を集める(ピアサポート)
自分の場合、孤独な勉強に耐えられなくなる未来が見えたので、同じ大学の仲間を探すことにしました。
スクーリングで友人を作るのを楽しみにしていたのですが、残念ながらオンラインスクーリングとなってしまったので、余計メンタル的にきつい状況が続きました。そんなときに助けられたのが、インターネット上で作った通信制大学の仲間でした。
Twitterを使う
まずはツイッターアカウントを作成し、同じ大学に通っている人をフォローしました。何人かの方と、レポートやスクーリングについての情報交換をしたり、励まし合ったりしました。
オンライン勉強会やお喋り会
Twitterで知り合った数名の方と、zoomや「もくり」を使用して、定期的におしゃべり会や勉強会を行いました。SNS上だけでなく、声をつなげて話すことで、かなり気分転換になっていました。
レポートやスクーリングの話ができる仲間がいるのはとても心強いです。また、普通の生活をしていたら絶対に出会うことはなかった方たちと知り合いになれるのは通信制大学ならではだと思います。コロナがなければ、大学図書館のグループ学習室を利用して勉強会とかやりたかったなーと思っていました。
もくりのアプリがおすすめ
もくりの場合、音声だけでやり取りができるので気楽でいいです。
LINE交換しなくてもTwitterアカウントかもくりのアカウントで繋がっていればお話しできるので、導入する心理的ハードルが割と低いと思います。おすすめです。
学ぶ
履修計画、単位計画を立てる
まずは履修計画を立てました。最初にじっくり考えて計画を立てたのが正解でした。
通信制大学の学習は、行き当たりばったりで勉強を進めるにはあまりにも多い学習量です。
聖徳大学の学生は、スクーリングや実習の要件となっている科目に特に注意しましょう。試験が難しい科目もあります。
▶最短卒業を目指す学習計画の立て方
▶聖徳大学心理学科を最短卒業するスケジュール
YouTubeを見る
教科書を読むだけで理解できない内容については、YouTubeで専門家が解説してくれている関連動画を探してみたりしました。
解説動画のある分野は限られてますが、文字ばかりだと飽きるのでたまには動画で気分転換もいいかもしれません。
また、実際に臨床現場で働いている人の話が聞けたりするのもYouTubeの強みです。
学会や勉強会への参加
学生である特権を生かして、学会や勉強会に参加しました。学部生だと安く学会に参加できたりします。今の基礎的な学びが、どのように将来繋がるのかなど知ることができてよかったです。
研究発表を聞いたり、先輩方の話を聞けるだけで、かなり刺激になる上、視野が広がります。
特に、普段孤独に勉強している自分にとっては、かなり楽しみにしているイベントのひとつでした。
大学図書館に行ってみる
聖徳大学の図書館、めっちゃいいです。広いし、きれいだし、席たくさんあるし、個室もあるし、なんといっても蔵書がすごい充実しています。
距離的に行ける方は、ぜひ一度足を運んでみてください。論文の取り寄せもお願いできます。
1日中論文雑誌を読むために大学図書館にいる日もありました。
参考書を早めに購入する
課題や試験勉強をするためには、配本された教科書だけでは足りませんでした。
教科書をひたすらめくり続けるより、複数の参考書を手元に置きながら勉強をする方が自分のスタイルに合っていました。
新書を読んで興味を広げる
大学の勉強だけでなく、タイトルに惹かれた新書や本を読んで、興味や知識を広げるようにしました。大学入学後、ジャンルを絞らず様々な新書を読んでおいたおかげで、大学院受験の研究計画書作成に大変役立ちました。
モチベーションを維持する
スタディプラスを活用して、勉強時間の可視化
勉強時間を記録することで「今月は○○時間頑張った」と自分の自信となったり、他の人が勉強している様子にお尻を叩かれたりしていました。
あとから勉強時間を振り返ると圧巻です。継続は力なり。ちなみにスタディプラスは、勉強に特化したSNSみたいなものです。
ちなみにこの勉強時間を算出した記事も、スタディプラスの記録を基にしています。
集中できる環境を探す
自分にとって勉強に集中できる場所を探しました。自室、リビング、カフェ、図書館、コワーキングスペース、ファミレスなど。普段はお金のかからない自宅で、どうしても気の乗らないレポートに取り組む時や、頑張りたい日には、カフェに課金して勉強していました。
時々場所を変えると、気分転換になってとてもいいです。集中できる場所の候補をリスト化していました。
分からないところでぐるぐるするくらいなら、あきらめて別の科目に手を出す
大学の課題に行き詰ったら、気を取り直して、別の科目の課題に取り組んだりしていました。気分転換めっちゃ大事です。
記述式の課題に疲れたら、択一式の課題をやってみる、など柔軟に対応できるといいと思います。
「独学大全」を買おう
「これから勉強を頑張るぞ!」と意気込んでいる人、「でも通信制大学で学ぶのって初めて…独学で学ぶにはどうしたらいいのかな」「勉強の方法が知りたい」と不安に思う人もいると思います。
そんな方におすすめなのが「独学大全」という本です。(本というか、辞典です)
「独学」のスタートラインに立った時に知りたい、時間の確保の仕方、継続するためのモチベーションの保ち方、環境づくりや目標の立て方など、かなり具体的に書かれています。
資料の集め方や読み方、情報の整理の仕方、「分からない」を克服するための方法なども記載されています。
通信制大学に通う人は、全員持っていて損でないと思っています。
分厚いため、「学習を進める中で、疑問・課題が発生した」ときに、辞典代わりに使ってもいいし、最初から少しずつ読み進めていくのもいいと思います。
見た目がかっこいいので、本棚に置いてあるだけでテンションが上がります。
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(番外編:大学院受験を検討している人向け)
大学院説明会へ参加してみる
大学院の説明会に参加することで、未来の自分像が想像できたり、大学院生活をより具体的にイメージできます。院生の話が聞けるのもモチベーションにつながります。
臨床心理系の大学院の場合、だいたい5~8月頃に説明会を開催している大学院が多いです。今はオンライン開催している大学院も多いので参加してみるのをお勧めします。
学部3年でも基本的に説明会への参加は可能です。自分は学部3年の時から色々な大学院の説明会に顔を出して、大学院の情報を集めたり、先生や院生の話をきいてイメージを膨らませていました。
▶志望校の探し方
大学院受験の情報を集めてみる
少しずつでいいので、大学院受験の情報を集めていくのもいいと思います。
大学院受験は「情報戦」です。通信制大学に通う人は、情報を仕入れるのも大変だと思うので、アンテナを張りつつ過ごせるといいと思います。
▶大学院受験の情報収集のやり方
▶通信制大学出身者が大学院に合格できた理由
まとめ
一部、聖徳大学に限った話も含みましたが、どれも自分が通信制大学へ入学後、自分で考えて行動に移した工夫を書いてみました。
通信制大学での勉強は孤独との戦いです。個人的には、SNSで同じ大学に通う人と繋がれたのが、精神的にかなり大きな支えとなりました。卒業後もやりとりが続いている人もいます。
この記事が、通信制大学で学んでいる人たちにとって、少しでも参考になったら嬉しいです。
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