今回は、自分が心理系大学院の受験勉強や、通信制大学の課題をするときによく見ていたおすすめのYoutubeチャンネルを紹介します。
Youtubeには、現役の精神科医や心理士、予備校講師が運営している心理系のチャンネルがたくさんあるため、公認心理師や臨床心理士試験の勉強、独学で心理学を学ぶ人にも役に立つ情報が満載です。
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精神科医 松崎朝樹の精神医学
筑波大学の精神科医の松崎先生のYoutubeチャンネルです。
主に精神疾患について、解説してくれます。症状だけでなく、臨床における治療や薬物治療について、医師の視点から話してくれるので、「病院ではこんな治療をするのかな」と想像することができます。
自分は、初めて知る精神疾患について、まずはこのYoutubeの解説動画を見て、概要を理解してから、参考書などで知識を深める、といったように使っていました。
動画時間が5~10分程度なのでサクッと見れます。先生の話し方が明るくて、見ているだけで元気が出ます。
あと、先生の手書きのイラストがかわいいです。癒されます。
2ndチャンネルでは、ラフな感じで精神科医の本音?や薬の使い方についてお話されています。
こんなことを考えながら臨床してるのか~と興味深く見ています。
ミヤガワRADIO
心理系大学院入試の予備校で講師をしている宮川先生のYoutubeです。
予備校講師ならではの視点で、大学院入試対策や、公認心理師試験の情報を発信しているチャンネルです。
また、他領域で活躍されているゲストを招いて、心理職とどのようなコラボができるのかや、他領域の専門職種の人はどのような仕事をしているのかなどについて紹介してくれる対談動画もあります。
1本あたりの動画が長いものも多いのですが(特にコラボ系)、移動中にラジオ感覚で聞いていました。
大学院の入試対策や勉強法の動画もあります。
個人的に好きだった回がこちら。
心療内科医の先生を招いて、痛みに対する話をしてくれました。知らないことがたくさんあったので、とても勉強になりました。
他領域と心理職をつないだ発信をしてくれるのは、宮川先生のチャンネルの特徴だと思っています。
また、サブチャンネルの「すきま時間の心理学」では、5~10分程度で、心理学の用語について解説した動画をupしてくれています。
短時間で視聴できるので、院試勉強のときには、移動中やお風呂の中で見ていました。
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精神科医がこころの病気を解説するCh
早稲田メンタルクリニックの益田先生によるYoutubeです。
心理職向け、というより、一般向けに精神疾患や心の病気について解説をしているチャンネルです。
話が上手で面白いし、穏やかな声なので、聴いていると落ち着きます。ラジオ代わりに聞くことが多いです。
一般向けの動画なので、難しい言葉を使わずに説明してくれます。
友人からなにか相談されたときに「こんな動画もあるよ」とこのチャンネルの動画を紹介することもあります。
再生リストが細かく作成されているので、興味のある話題の動画を探しやすいのもありがたいです。
字幕が入っている上、話した内容が概要欄に文字起こしされているため、聴覚と視覚の両方から情報を取り入れることができます。
毎週水曜日の20時30分*1から視聴者の悩みを聞く生放送の枠があります。視聴者と精神科医のやり取りを見つつ、勉強させてもらったりしています。
しんりしTV
大学院入試予備校として活動されているプロロゴスの山崎先生のチャンネルです。
公認心理師の試験対策をメインに、動画や生放送を発信されています。
心理学の勉強を始めたばっかりのときに、心理学の歴史の動画を見たりしていました。
一般社団法人Psychoro
このチャンネルの中に「サイコロサイエンスラジオ」というシリーズがあり、メンタルヘルスの研究や実践に関する最新の話題を提供してくれます。
ゲストを呼んで、研究や事業の話をしてもらうことが多いのですが、この放送を見るのがとても好きでした。
最新の研究に触れたり、様々な場所で活躍されている心理士の話が聞けるのは大変刺激的で、勉強のモチベーションに繋がりました。
勉強のやる気が出ない時、モチベーションが下がった時などに見ていました。
また、広い領域の話が聞けるので、研究計画書のテーマ選びのヒントが得られるかもしれません。
日本赤十字医療センターの秋山先生のお話、本当に面白かったです。コロナ禍の病院でどのように心理支援を行ったのかについて、こんなに詳しく話が聞けるなんて、ありがたいことこの上ない…もっとお話を聞きたいと思うような内容でした。
産後うつをテーマに、公衆衛生と臨床心理学について語っている回も、個人的にはとても好きでした。
臨床心理学だけを勉強しているときは「公衆衛生」という視点はなかったのですが、心理師も「公衆衛生」分野で活躍できる可能性は多くあるし、積極的に関わっていく必要があるのではないかと考えるようになりました。
ゴロー/イラストで学ぶ体の仕組み
心理学とは少し外れますが、解剖生理学について解説してくれるチャンネルです。
医学生、看護師やPT、OTの視聴者が多いのではないかと思っています。
心理士を目指すうえで、身体の仕組みも理解する必要があると考えているので、この動画で勉強をしています。あとは純粋に、身体の仕組みが理解できるのは楽しいです。
イラストが分かりやすいうえ、毎回動画の最後に国試問題を出題してくれるので、知識の定着具合が分かります。
神経系など、臨床心理学の勉強範囲としても役に立つ分野です。
まとめ
今夏は、自分が大学院の受験勉強に活用していたYoutubeを紹介しました。
参考書を読んでいても分からない、自分一人では理解ができない、といった分野については、動画を活用するのも勉強法の一つの手です。
もちろん、動画を見てインプットするだけでなく、アウトプットする練習も必要になります。
自分は「動画を見る→参考書を読む→まとめノート作成→過去問や予備校の小テストでアウトプットの練習」というサイクルを繰り返していました。
▶大学院受験で使用した参考書
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