通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり

公認心理師・臨床心理士を目指す人向けの情報サイトです。心理系大学院の受験情報や通信大学の卒業を目指す人向けに、勉強ノウハウをまとめています。

【体験談】心理系大学院の入学前にやるといいこと【公認心理師・臨床心理士】

今回は、心理系大学院の入学前にやっておくといいことを、心理系大学院へ進学した筆者がまとめます。

筆者は、社会人から、通信制大学→心理系大学院へ進学しました。学部からストレート進学する人とは、少し視点が違うかもしれませんが、「大学院入学準備」という観点では、共通部分も多いかと思います。

公認心理師臨床心理士を目指して大学院へ進学する方は、入学準備の参考にしてください。

 

 

 

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心理学

統計の勉強

研究分野にもよりますが、時間の余裕がある場合、統計学や統計ソフトの使い方などを勉強しておくと、大学院の研究で大いに役立ちます。

進学先や専門分野が決まっている人は、先生や先輩に、ゼミで使っている統計ソフトなどを質問してもいいかもしれません。(RやSPSSを使っている研究室が多いのではないでしょうか)

また、量的研究・質的研究のどちらをやるか(両方やるか)によっても、必要な知識やスキル、使用ツールが異なります。自分のやりたい研究と、その分析手法などの勉強をしておくと、入学後スムーズに研究に取り組めると思います。

 

学会に参加してみる

大学院入学まで時間がある人は、ぜひ学会をのぞいてみましょう。進学先の先生や先輩が発表しているところを見ることができるかもしれません。特に、学部生は格安価格で参加できる学会が非常に多いので、参加し得です。(大学院生、社会人とステップアップする度に値段が上がっていきます…)

学会へ入るために推薦が必要な場合があります。推薦人に困ったら、今在籍しているゼミの先生や、進学先の先生に相談してみると良いと思います。

 

実習、ボランティア、アルバイト

興味のある人は積極的にボランティアや実習へ行き、実地経験を積むと勉強になると思います。

自分の同期や先輩は、メンタルフレンドや塾講師、適応指導教室のボランティア、小中学校での特別支援サポートなど、子どもとかかわる活動をしている人が多くいました。自治体や施設のHPなどでボランティアやアルバイトを募集しているところもあります。大学院進学後も継続している人もいます。大学院生活の中で、それぞれが体験したことを共有してもらい、話をするだけでも勉強になっていると感じます。

 

スキル

タイピングの練習

タイピングやブラインドタッチが苦手な人は、ぜひタイピングの練習をすることをおすすめします。最低限、ブラインドタッチができる水準まで練習しておくと、大学院生活で大変役立ちます。(逆にタイピングが遅いと苦労する場面が多くあります)

例えば、大学院では授業のグループワークなどで議事録を取ったり、カウンセリングの録音を逐語化する作業が頻繁にあります。特に、録音の逐語化は多くの院生が苦労しています。タイピングが遅ければ遅いほど、時間がかかってしまいます。(自分は、タイピングが速いこともあり、逐語化にかかる時間はゼミの中でもかなり短い方です。その分、所見や見立てを考える時間に充てられるので、その点でも、タイピングが速くてよかったなと思います)

また、実際に臨床現場で働くようになったら、クライアントさんの話を聞きながら、電子カルテに記録を書く、といった場面が出てくる可能性もあります。ストレスなくタイピングできるようになる練習を推奨したいです。

タイピングの練習で有名なのは「寿司打」などでしょうか。

typingx0.net

 

各種ツールをそろえる

大学院では、大学生活以上に自分でスケジュール管理などをしっかり行う必要があります。院生同士で実習先やカウンセリングのスケジュールがバラバラなので、自分と同じスケジュールで動く学生はいないと考えたほうが良いです。そのため、自己管理が大変重要です。

大学院入学前に、予定管理やtodo管理として使用するツールを用意しておくのがおすすめです。

 

〇予定管理

予定管理には、Googleカレンダー(デジタル)とジブン手帳(アナログ)の2種類を使っています。特に、時間別に書けるタイプの形式が個人的にはおすすめです。

Googleカレンダーは、スマホとPC両方で同期させ、いつでも確認できるようにしています。

ジブン手帳には、スケジュールのログを残しています。睡眠時間、外出時間、活動時間を色分けし、自分の健康管理と予定管理を行っています。

www.kokuyo-st.co.jp

 

〇todo管理

Todo管理には、Google Keepを利用しています。こちらも、スマホとPCの両方で同期させています。毎週、月曜日に1週間のtodoを整理し、課題や提出物、発表の準備などを計画的に行っています。

テーマごとにメモを作成できる点と、ピン止めができる点、カテゴリごとに分類できる点が気に入っています。

大学院生活では、「外部実習」「内部実習」「相談センター運営係」「ゼミ」「授業のグループワーク」など、複数の活動が同時に進むため、自分なりのtodo管理の方法を確立しておくことが重要です。

 

 

パソコンを用意する

大学院生活で必要になるのが、ノートパソコンです。持っている人も多いと思いますが、今一度手持ちのパソコンが動くかどうか、確認しましょう。

解析ソフトを利用したり、オンライン会議をしながら資料を作成したりなど、それなりの負荷がかかる作業をすることもあるので、ある程度サクサク動くスペックがある方がいいかと思います。

 

 

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お金

大学院2年間で必要な費用を考える

自分は、大学院入学前に、2年間の収支の全体像の計画を立てました。大学院の入学金・学費・実習への交通費や定期代、学会参加費など、大学院で必要になるお金がどの程度か、どのように賄うかなどを考えました。

また、保険や年金、税金関係など、固定支出や変動費も考慮しました。今後、サイト内で大学院時代にかかった費用についてまとめた記事を出す予定です。

大学院によっては、学費や入学金の免除制度があったり、給付型の奨学金がもらえたりします。

 

奨学金を調べる

金銭的な不安がある人は、早めに奨学金を調べておきましょう。いくらもらえるのか、受給資格があるのか、必要書類や手続きのスケジュールなど、調べることは多くあります。

特に社会人経験者の場合、受給資格に年齢制限や所得制限(結婚している場合、自分が無職でも配偶者の年収によって所得制限があったりします)がある場合があるので、自分が受給条件を満たしているかを確認しましょう。

また、貸付型の奨学金だけでなく、給付型の奨学金も調べると色々あります。奨学金系の情報集めはかなり時間がかかる上、締切がタイトだったりするため、早めに動くことをお勧めします。

また、奨学金を受給している先輩や同期がいる場合、その人たちから話を聞くのもおすすめです。自分は、社会人経験をしていたため、修士や博士課程を卒業している友人が何人かいました。その友人たちから、奨学金の制度や「こんなものも使えるんじゃない?」という情報を教えてもらいました。

 

 

お金の勉強

中長期的なお金についての計画を立てました。修士卒業後に目指したい年収や貯金、資産運用をどうしていくかなど、お金に関する勉強をしておくと後に役立ちます。

自分はFP3級の資格を取得したり、お金に関する書籍を読み、マネーリテラシーについて学習しました。

 

・お金の超基本

 

 

 

 

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キャリア

自分のやりたい臨床対象を考えてみる

大学院生活が始まると、毎日やることがたくさんあり、自分のキャリアについてじっくり考える時間を確保するのが難しかったりします。そのため、大学院入学前の時間を使って、将来やりたい臨床領域(医療・福祉・教育・司法・産業の5領域)や臨床対象(どんなクライアントさんと関わりたいか、年齢・属性・性別など)について考えたり、学んだりしてみるといいと思います。

知り合いや先輩など、話を聞ける人が居る場合、話を聞いてみるのもおすすめです。

 

インターンシップへ参加

あえて、民間企業のインターンシップなどに参加してみるのも面白い経験になると思います。

心理職とは関係のない領域で働いている人の話を聞いたり、企業の様子を知っておくことも、将来の臨床に役立つかと思います。

 

働き方を考える

就職説明会に参加したり、自分が仕事をするうえで譲れない点などを考えることも、キャリアについて考えるうえで重要となります。特に心理職は、働き方が自由に選べる(常勤・非常勤、掛け持ちなど)ので、どんな働き方をしたいか、いくら稼ぎたいか、などや、「こんな環境では働きたくない」ということを考えておくと良いと思います。

自分は、求人情報を探し、心理職の賃金の現実を把握したうえで、どうやったら稼げる心理職になれるのかということについて、大学院生活を送りながら学生同士で話したりしていました。

 

博士課程へ進学を考えている人は研究へのアンテナも張る

博士課程への進学を考えている人は、博士課程の学生生活や研究活動について情報を集め始めると良いと思います。「絶対に博士課程へ進学するんだ」という強い意志がある人は、研究に精進すればいいと思いますが、「博士課程へ進学するか迷っている」という人もいると思います。自分もその一人だったので、博士課程に関する情報を集めていました。

博士課程について知りたいなら、この本を読んでみると良いよと先輩におすすめされた本はこちらです。

 

 

対人関係

お世話になった人に挨拶

進路報告兼お礼を兼ねて、受験中にお世話になった人へ挨拶をしました。

また、研究の調査対象者として、研究協力をお願いする可能性もあったので、その種まき的な意味も込めて「こんな研究をしようと思ってます~」「もしよければ協力してもらえると嬉しいです~」的なことも伝えていました。

 

他領域の友人・知人との交流

心理職とは関係のない友人や知人との交流を大切にしておくと良いと思います。

先に社会人になる友人や、様々な進路に進む友人がいるかと思いますが、心理学と関係ない場所にいる友人の存在は自分にとって、とても大切だと感じています。年を取るごとに、連絡を取る友人が減っていきますが、プライベートでおしゃべりできる仲間がいることは、間違いなく自分のメンタルヘルスの維持に貢献しています。

また、心理を学んでいる人ばかりの環境にずっといると「一般の感覚」を忘れてしまう気がして、自分としてはそれを懸念していました。クライアントさんとして来る方は、「心理職」ではない人がほとんどだと思うので、心理学を専門としていない人の感覚や考えに触れ続けておくのは臨床上も大切なことだと思っています。

 

 

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健康

病院へ行こう

忙しくて病院通いを放置していた人はいませんか。大学院へ入学すると、毎日とても忙しいので、病院へ行く時間を作るのが難しかったりします。

万全な状態で大学院生活を始めるためにも、虫歯の治療や、歯のクリーニング、婦人科検診など、気になることがあれば早めに治療や検診を受けておくと良いと思います。

 

セルフケアのコースを作る

メンタルケアのために、自分がつらくなった時のセルフケアのプランをいくつか用意しておくのがおすすめです。

たとえば自分の場合は

①平日夜のガラガラの映画館でゆっくり映画を見る

②お気に入りのカフェのモーニングをしながら、日記を書く

③行きつけのマッサージを受けて、そのあとにカフェでフラペチーノを飲む

④アロマを焚きながら部屋を暗くして、ベットの中でお気に入りの動画を見る

など、複数のリフレッシュコースを用意していました。

 

「短時間で毎日できるもの」「長時間かけてじっくりケアするもの」に分類し、複数用意しておくこともおすすめです。

また、自分のメンタルや体調がぶれる傾向を把握し、できるだけ安定して健康的な大学院生活が送れるように心がけていました。

大学院生活は、精神的にも体力的にもきついという人が多くいます。そんな中でも、健康な大学院生活を送るために、きつくなったときのセルフケアのコースを考えておくことを強くお勧めします。

 

 

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まとめ

今回は、心理系大学院へ進学する前に準備しておくといいこと、自分がやったことや、やっておけばよかったことをまとめました。

他にもいろいろとアイデアがありますが、特に自分がやっておいてよかったことを重視してまとめてあります。

公認心理師臨床心理士を目指して大学院へ進学する人の参考になれば嬉しいです。

 

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