受験勉強がつらく、心が折れそうになっている人もいるのではないでしょうか。
自分も、大学院受験勉強を進める中で、何度も心が折れそうになりました。
今回は、特にメンタルやモチベーション維持の面で、気を付けていたこと、工夫していたことをまとめます。
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日々できること
受験生と繋がる
自分と同じような境遇の受験生を探し、Twitterをフォローしたり、スタディプラスという勉強専用SNSで繋がったりしていました。ほかの人の勉強記録を見たり、頑張っている姿を見ることで、刺激を受けていました。
自分は、周りが頑張っていると自分も頑張れるタイプだと自己分析しています。
顔も知らないAさんの記録を見て、「今日は〇時間も勉強してる!自分も頑張らなくちゃ」といったように、かなりモチベーション維持に貢献してもらっていました。
QuizKnockと学ぼう
休憩時間にはYoutubeを見るのが、自分の息抜きでした。勉強に戻らなくちゃいけないのに、やる気が出ないときには、無理やりQuizKnockと学ぼうチャンネルの動画を再生し、画面の向こう側で勉強をしている人の姿をぼんやりとみていました。
勉強している姿を見ていると、「自分も勉強に戻るか~」という気持ちになってきます。
人と話す
大学の友人・受験生と話す
大学の友人や、同じく受験を控えている友人と定期的に通話をしながら近況を話していました。孤独で心が折れそうになった時も、同じ目標を持つ人と話すことで、メンタルを維持することができました。
志望校の先輩と話す
研究室訪問やその他の機会に仲良くなった先輩に、大学院の話を聞く機会を作ってもらいました。やはり、現役の先輩と話をさせてもらうと、よりリアルに大学院の生活が想像できるようになり、モチベーションにつながります。
先輩と知り合う方法は、こちらの記事にまとめました。
予備校で先生に励ましてもらう(発破をかけてもらう)
予備校に通っていたので、先生と雑談したり、研究計画書の添削をお願いするタイミングで、励ましてもらっていました。
また、意図的に対面授業が実施される予備校に通い、先生や予備校の同期と同じ空間で勉強に取り組むことで、刺激をもらっていました。
(受験とは全く関係ない友人に)愚痴を聞いてもらう
周囲の友人に「大学院受験をする」と宣言していました。既に働いている友人ばかりでしたが、自分の進路を応援してくれる人に恵まれていました。息抜きでご飯に行ったり通話したりした時に愚痴を聞いてもらい、励ましてもらっていました。
また、自分は社会人経験を経たのちに、大学院を受験することを決めたので、高校や大学の同級生に大学院の修士課程や博士課程を卒業した人がいました。そのため、経験者から大学院生活はどのようなものか、どんなことを研究したのか、などの話を聞いて、具体的な大学院生活を想像していました。
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それでも心は折れる
大学院に合格した後にやりたいことをもう一度思い出す
それでも心は折れる瞬間はあります。そんな時は、大学院に合格した後にやりたいことや、その後社会に出てからやりたいことを再度考え直しました。
また、その学問を志したきっかけとなる出来事を思い出したり、それを人に話したりしていました。
そのようなことを考えていると、「つらいけど、やっぱり合格したいから勉強がんばろう」と思うことができました。
不安をつぶしておく
不安を感じたら、「今解決できる不安」なのか「未来・過去の不安、今解決できない不安」なのかを考えました。そして、今解決できる不安であれば、何かしらの対処をしました。
しかし、不安に感じることは「未来」や「過去」のことが大半なのではないでしょうか。
自分は、受験勉強を本格的に開始するときに、「未来」に対する不安を予想し、できるだけの解決策や対処法を考えておきました。
例えば、「受験に失敗したら?」→「来年再トライする」、「仕事は?」→「落ちた場合のAプラン、Bプラン、Cプランがある」、「お金は足りそう?」→「収支の見込み、奨学金などを調べ数年先までのお金の計画を立てておき、なんとかなることを確認しておく」など、勉強中(特に受験直前期)に襲ってくるであろう不安の根源をあらかじめ叩いておきました。そのおかげで、余計な不安に駆られて勉強の効率が落ちる時間をかなり少ない量で抑えられたと思っています。
モチベーションを高めるために
「受験が終わったらやりたいことリスト」を作る
受験3か月前からエクセルに「受験が終わったらやりたいことリスト」を作成していました。
受験勉強をする途中で「これやりたい!」「あそこに行きたい!」「○○に会いたい!」などの欲求が出てくると思います。
その感情をすべてぶつけるのが「受験が終わったらやりたいことリスト」です。
受験が終了する頃には、150個以上の「やりたいこと」がたまっていました。受験が終わった後に、ひとつずつ取り組んでいく時の喜びといったら…!
かなりモチベーション維持に貢献してくれたので、ぜひ取り入れてみてください。
合格後の妄想
勉強に行き詰ったときは「合格後の妄想」をよくしていました。合格発表を見た後に周囲へ報告する瞬間、入学式に行く瞬間、同級生に自己紹介をする姿、大学キャンパスを歩いている姿、先生や先輩と話しているところなどを妄想していました。
特に「同級生に自己紹介するとき、なんて言おう?」ということに関しては、社会人経験者や他大学出身者の場合、特に考えるのが楽しいのではないでしょうか。(考えたくない人もいるかもしれませんが)
自分は、息抜きで毎日散歩をしていたのですが、その時によく「どうやって自己紹介をするか」について考えていました。合格後の自分の姿を想像することで、かなりモチベーションを高めることができました。
落ちた後のことはあまり考えませんでした。上に書いた「不安をつぶしておく」というところで、受験に失敗した後の人生の進路はすでに計画していたからです。
「受験に落ちたらその時にまた考えよう」くらいの気持ちでいました。
意図的に周囲を巻き込む、引き返せないようにする
自分の周囲の人に「大学院受験をする」ことを積極的に話していました。幸い、好意的にとらえてくれる人が多く、応援してもらうことができました。
周囲に話すことによって、意図的に自分が引き返せない状況を少しずつ作っていきました。
「○○が大学院に行って勉強したこと教えてね」「心理士になったら、心理学のことたくさん教えてね」と声をかけてもらうことが、勉強のモチベーションにつながったりしていました。
まとめ
受験勉強を続けていくのは、本当に大変だと思います。
特に、周囲に同じように受験をする人がいない場合、孤独で心が折れる瞬間があるかもしれません。思ったように勉強時間が確保できなかったり、何度勉強しても覚えられないこともあるかもしれません。
そんな時は、この記事を思い出して、何か実践できることがあれば取り入れてみてください。
自分が大学院に合格するために意識していたメンタル維持関係のことはすべて書いたつもりです。
大学院に合格できるよう、応援しています。
社会人他学部出身の自分が、国立大学院に合格できた理由は、この記事にまとめたので、合わせて読んでみてください。
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