通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり

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社会人が心理系大学院に合格できた理由7選【公認心理師・臨床心理士】

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最終更新日:2023年2月27日

投稿日:2022年3月29日

 

この記事では、心理系大学院に合格できた理由を分析し、まとめます。

筆者は、社会人他学部から、通信制大学に3年次編入し、その後最短スケジュールで第一志望校の国立大学院に合格することができました。

公認心理師臨床心理士を目指して、心理学の勉強を始めてから2年弱、受験勉強は約1年半という期間で、第一志望校に合格できた理由を分析します。

大学院受験全般について書いたので、心理系以外の大学院を目指している人にも、参考になるかと思います。

 

 

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1.予備校に通った

一番合格に貢献したのは、予備校に通ったことだと思います。社会人他学部出身の自分が、独学・独力かつ短期間で心理系大学院に合格できたのは、予備校に通ったおかげでした。

勉強開始時点では、心理学の知識が全くなかった上、通信制大学では、ほとんど心理学の授業を受けることができませんでした。そのため、予備校で、心理学の基礎的な知識を学び、受験勉強で活かせる知識として自分の中に消化していく作業を繰り返しました。

また、研究計画書の作成方法を教えてもらったり、添削・面接対策なども行ってもらいました。

 

時間の節約と効率的な学習という点で、予備校を活用できたのが良かったと考えています。

1年間浪人して受験勉強をするのにかかる費用と、予備校に課金して1回の受験で合格することを天秤にかけてみるのも良いと思います。(予備校に通ったからといって必ず合格できるとは限りませんが、個人的には「こんなにお金を払ったのだから、絶対に合格してやる」というモチベーションにつながりました。)

 

もちろん、すでに心理学の知識がある程度ある人や、周囲に研究計画書の添削をしてくれる人がいる場合は、必ずしも予備校に通う必要はないと思います。(予備校に通わずに独学で合格している知人もいます)

自分の知識レベルや、周囲から得られるサポートや情報、独学力などを考えて検討してみてはいかがでしょうか。

 

▶予備校に通った理由

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▶予備校選びのポイント

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2.早めに大学院の情報を集め始めた

心理学の勉強開始した、大学3年生の4月から、大学院の情報を集め始めました。志望校が一切決まっていなかったうえ、心理学に関して頼れる知人がいなかったため(心理学部出身の友人がいないため)、独力で大学院の情報を集めていました。

大学院の情報を集めるついでに、過去問も集めていたため、「どのような対策をしていくべきか」「大学院受験ではどのような能力が求められるのか」「心理学や英語の水準をどこまで上げる必要があるのか」について、考えながら大学3年生~4年生の期間を過ごしました。

ただ漠然と学習を進めるのではなく、早い段階でゴール地点を把握しながら、通信制大学の学習や、受験対策に取り組めたのはよかったと思っています。

 

▶志望校の探し方

psychology-study.com

 

 

 

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3.志望校の先輩と知り合いになった

大学院に関しては、大学院説明会に出席したり、研究室訪問を行うことで、大学院生活の情報収集を行っていました。

ただし、自分には心理学部出身の友人がいないうえ、コロナ禍で通信制大学の授業もオンラインだったため、大学院に関する情報を、人から直接入手する手段がありませんでした。

そこで、様々な工夫をして、志望校の先輩と知り合うための行動を取っていました。

複数の大学院の先輩に良くしてもらい、内部の情報や、受験対策について教えてもらいました。また、研究計画書の添削をお願いしたりもしました。

大学院の入試問題の傾向は、大学院ごとにかなり違うので、やはり合格者である志望校の先輩から生の声を聞けたことが、受験対策をするうえで大変役に立ちました。

また、現役大学院生と話をすることで、自分のモチベーション維持にもつながりました。

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また、「金銭的・生活的に本当に大学院に進学できるのか?」「大学院生活はどれくらい忙しいのか?」「偏差値や合格可能性は?」といった視点も必要になります。

心理系大学院を選ぶときに重視したポイントや、実際に大学院に入学してから得た視点などはこちらにまとめているので参考にしてください。

 

▶心理系大学院の選び方

note.com

 

 

4.過去問研究をたくさんした

過去問をできるだけ早い段階で集め、過去問研究は定期的に行っていました。最初は過去問を見ても何が出題されているのか、どのような分野なのかもさっぱり分かりませんでした。

しかし、心理学の勉強を進めるうちに少しずつ「この分野の出題が多い」「〇〇先生の専門分野から出題される問題が多い」と過去問の傾向をつかめるようになってきました。

受験前1か月は、ひたすら過去問演習やアウトプットの練習を行っていました。

自分の場合、特殊な状況で、受験校を1校に絞っていたので、結果的に志望校の過去問研究により時間がかけられたという状況でもあったと思います。(不合格になったら、仕事をしながら浪人する予定でした)

過去問研究にかける時間を考えると、多くても2~3校の受験が限界かなと思っています。

 

▶心理学の過去問研究詳細

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▶心理学の勉強法まとめ

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5.通信大学の学習を3年生の間にほぼ終わらせた

これは通信制大学に通っている人限定の話になりますが、自分の場合、通信大学の学習を3年生のうちにほとんど終わらせていました。3年生のうちに取れる、レポートや試験、スクーリングは全て受講を終わらせたうえで、4年生の時間は全て受験勉強に使えるように学習計画を立てていました。

通信制大学の学習はこちらにまとめました。

psychology-study.com

 

6.ながら勉強をしなかった

勉強に使える時間が限られていたので、勉強をするときには「集中するぞ」と決めて、机に向かって勉強に取り組んでいました。

昔はよくやっていた、ベットの中で教科書を読むとか、動画を見ながらペンを握って勉強をする、という「ながら勉強」はやめていました。

その代わり、眠気が襲ってきたり、集中力が切れた時は潔く勉強をやめ、気分転換にリラックスしたり、散歩に出かけたりしていました。

 

7.集中できる場所を複数用意した

自宅以外にも集中して勉強できる場所を複数用意しました。ファミレスやカフェ、コワーキングスペース、図書館などで快適な場所を探し、勉強に行き詰ったときや集中できないとき、気分転換をしたいときは場所を変えて勉強をしていました。

家にいるとダラダラしてしまう時もあるので、そのような日には潔く場所を変えて、集中できる環境で勉強に取り組んでいました。

多少費用はかかりますが「場所代」だと考えたり、「1年浪人するよりは、今勉強に集中して合格したほうが結果的に費用対効果が高くなる」と考えて課金していました。

 

まとめ

今回は、自分が大学院受験に合格できた理由を分析してまとめました。

社会人からの大学院進学を考えている人にとっては、「本当に心理職になるべきか」「大学院へ進学するべきか」迷っている方もいると思います。

心理カウンセラーとして、公認心理師臨床心理士として働くとはどういうことのなのか、について知りたい人はこちらの本を読んでみるのもおすすめです。

 

 

 

また、「本当に大学院へ進学してもいいのか?」「仕事の両立や金銭面の不安は?」など大学院入学後の生活について、不安に思っている人も多いと思います。自分も、「仕事を退職してまで心理師を目指すのか、それともこのまま仕事を継続するべきなのか」など色々と迷っていました。

少しでも大学院生活が身近に感じられるように、受験生の当時知りたかった情報を詰め込んだマガジンを作成しています。

大学院生の1週間のスケジュールや育児との両立、実習や授業による拘束時間、大学院を選ぶポイントなど、体験談を交えながら具体的に書いているのでよければこちらもチェックしてみてください。

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このサイトには、大学院受験対策について、心理学・統計学・英語の対策や、研究計画書、面接対策、研究室訪問、志望校の探し方など、かなり詳細に自分のやったことをまとめています。受験に必要な費用や、大学院合格までの勉強時間に関する情報もまとめてあります。

 

▶心理系大学院受験 概要

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▶心理系大学院 合格体験記

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