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聖徳大学心理学科 科目別の感想①(心理学概論・聖徳教育)【通信制大学】

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最終更新日:2023年6月1日

投稿日:2022年3月17日

 

聖徳大学の「心理学概論」「聖徳教育」のテストやスクーリングの感想をまとめました。

 

このサイトでは通信制大学聖徳大学心理学科で必修科目となっている単位の感想をまとめています。当記事では必修科目を「公認心理師の資格を取るために必要な科目」と定義します。

 

筆者は、聖徳大学に3年次編入し、留年せずに2年間で卒業しました。

聖徳大学への入学前は、心理学の勉強を一切やったことがなかったため、初学者の視点からの感想や、独断と偏見による「優先度」「難易度」をまとめました。

 

当然ですが、レポートや試験の解答は載せていません。

聖徳大学の心理学科ではどんな授業があるのか、優先的にとりかかったほうがいい科目は何か、難しい科目はどれか、使用した参考書のヒントなどが知りたい人にとって、参考になると考えられる情報をまとめています。

 

また、ここに記載されている情報は、筆者在籍時のものです。全て在宅試験&オンラインスクーリング形式でした。

シラバス等変更されている可能性があるため、必ず最新の情報を確認してください。

 

こちらの内容はあくまでも「個人的な感想」です。この記事に書いてあるアドバイス通りに学習を進めたからといって、単位が取れる保証はできません。その点を了承したうえで、読んでください。

 

 

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聖徳教育

優先度:★★(年に1度のみ開講のため注意)

難易度:★

 

聖徳大学に入学した全学生が履修しなければならない謎の単位です。

スクーリング形式で3日間講義を聞く必要があります。

自分が受講したときはオンデマンド形式(moodle)で、一定の期間内に動画を視聴し、感想を書いて提出する、という受講形式でした。

moodle上に資料がアップロードされていたので、随時資料をダウンロードして授業受けました。資料は印刷して手元に用意しておくと、スムーズに授業が受けられると思います。

全ての動画を視聴した後、試験を受けました。試験自体は簡単だった記憶があります。

 

聖徳大学の先生が順番に出てきて、ユニークな授業を行ってくれます。

心理学科以外の教授の話を聞くこともできるため、教養を深めるといった点で話を聞くのが面白かったです。

保育や栄養など、普段だったら絶対縁のない話を聞けるのは聖徳教育の強みかもしれません。

 

心理学概論

優先度:★★★

難易度:★    (心理学初学者は★★★)

 

聖徳大学入学後、一番最初に取り組んだ科目です。

教科書を読んで課題を提出→スクーリングを受講→スクーリング最終日に実施される試験に合格すると、単位がもらえます。

スクーリングはmoodle上でオンラインスクーリングを受けました。映像授業を指定された期日内に視聴する形式でした。残念ながら音質がかなり悪いため、イヤホン使用を推奨します。(イヤホンで視聴してもかなり疲れると思います…)

映像の視聴速度の調整が可能であるため、1.5~2倍速で視聴した記憶があります。

 

最初教科書を読んだときは、何が何だかさっぱり分かりませんでした。

過去に心理学を勉強した経験のある人にとっては、基礎的な復習ができる科目だったのかもしれません。索引に頼りまくりながらレポートを書いた記憶があります。

心理学の勉強が初めての人にとっては、かなり難しく感じると思います。個人的には難易度は(★★★)レベルでした。

配本される教科書とは別にスクーリング時に「購入が推奨」されている参考書がありましたが、自分が参加した授業中に使うことはありませんでした。

 

教科書を読むのに苦戦している人は、まずはYoutubeを利用して、心理学の知識を深めるのも一つの方法です。

自分が心理学の学習に活用したYoutubeはこちらにまとめました。

psychology-study.com

 

また、心理学概論では心理学の広い範囲の初歩的な内容を学習することになっています。それぞれの単元で引っかかった場合、該当する科目の教科書や、自分のサイトでおすすめしている参考書を読んでみるといいかもしれません。

こちらのページから、各科目のおすすめの勉強法や参考書を探すことができます。

psychology-study.com

 

配布された教科書を少し読んでみて、分かりにくい、何が書いてあるのか意味不明、日本語が読みにくい、内容が頭に入ってこない、という方は、他の参考書も読みながら勉強をすることをおすすめします。

通信制大学で学ぶ人は、「自分のレベル感に合った参考書」で勉強を始めるのが、一番効率がいいと考えています。

 

残念ながら、聖徳大学から配布される教科書の中には、「どう考えても初学者向けのレベルではない」「初学者にとっては難しすぎる」教科書があります。

自分の実力より高い参考書を頑張って読もうとしても、時間だけがどんどん過ぎていき、気力と体力が失われるだけです。自分のレベルに合った参考書(スラスラと読める参考書)から、少しずつ勉強を進めていきましょう。

 

今回は、自分が実際に読んだことのある本から「はじめて心理学の勉強をする人におすすめしたい」と思った参考書を紹介します。

 

図解 心理学用語大全:人物と用語でたどる心の学問

長い文章を読むより、イラストやイメージから勉強するのが得意!と感じている人、教科書の文章が難しいと思った人にはこちらの本がおすすめです。

かわいいイラストと一緒に、心理学の基本的な用語や人物、歴史を理解していくことができます。

 

聖徳大学から指定されている教科書は、初学者がいきなり読んで、独学で内容を理解するにはかなり難しいと感じています。

文字よりイラストの部分が多いのでは?と思うほど、イラストで説明をしている範囲が多く、初学者でも大変読みやすいと思います。

心理学に興味がある中高生が読んでも楽しめるレベル感だと考えています。

いろいろな書店に置いてあるため、まずは本屋で手に取ってみて、内容がスッと頭に入ってくるようであれば、思い切って購入するのをおすすめしたいです。

 

 

公認心理師臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード100 心理学編

この参考書は、初学者向けにとても分かりやすく心理学の解説が書かれています。聖徳大学のレポートや試験はもちろん、大学院受験に合格するまで、長く愛用していました。

イラストが多く、テーマが絞られているため、取っつきやすい一冊です。

教科書が難しいと感じる人は、まずはこの参考書を手に取ってみるのもいいと思います。

自分がこれからもう一回、聖徳で心理学の勉強をするのであれば、この参考書をまず最初に購入する、というレベルでおすすめです。

 

 

心理学辞典 新版

また、出題される用語が分からない、教科書を読んでもピンとこない人は、「心理学辞典」の購入をお勧めします。

これは、心理学の辞書的な位置付けの辞典です。索引から、あいうえお順で調べられたり、歴史上の人物別に業績がまとめられたりしています。息抜きにパラパラと眺めたりもしていました。

 

自分が購入した「心理学辞典」はこちらです。

聖徳大学の学習から大学院受験まで長く使用していました。少々値段は張りますが、値段分の働きはしてくれました。

 

 

現代心理学辞典

これは、2021年に出版されたかなり新しい心理学辞典です。公認心理師に求められる「法律・施設・専門職名」の項目も収録されています。

中身を確認しましたが、新しい情報もたくさん入っていて、使いやすい辞典だと思いました。

もし自分が、今から聖徳大学に入学するのであれば、この心理学辞典を購入していたと思います。

 

 

「分からない用語をまずは心理学辞典で引く」→「定義を確認する&近接領域の用語をピックアップする」→「教科書や参考書で用語や周辺の知識を学ぶ」という手順でレポートを進めてみるものおすすめです。

特に、心理学初学者の方は「心理学辞典」と「教科書以外の参考書を2冊以上」手元に用意して勉強に取り組むといいと思います。

 

 

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まとめ

今回は「聖徳教育」「心理学概論」の学びのヒントをまとめました。

 

最初は戸惑うことも多いと思いますが、少しずつ聖徳大学の勉強に慣れてくると思います。

自分も、偉そうに(?)アドバイスを書いていますが、最初は完全に手探りで、レポートを1本完成させるまでにものすごく時間がかかっていました。

情報を集めつつ、ゆっくり進めていきましょう。無理に他人と進捗を比べる必要もありません。通信制大学に通っている学生さんそれぞれが確保できる勉強時間は、本当に個人差があるので。

少しでも前に進めるように応援しています!

 

今回紹介した参考書以外にも、勉強に役立った参考書はたくさんあります。

下記の記事で紹介している参考書は、聖徳大学の科目の中でも、特に多くの科目のレポートや試験の内容をカバーしている参考書です。一度内容を確認して、購入を検討してみるといいかもしれません。

psychology-study.com

 

他の科目の感想や学習方法は、こちらから探してみてください。

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