心理統計学に苦労している人は多いのではないでしょうか。
統計学の知識は、大学の授業や、心理系大学院入試、公認心理師試験でも必要になります。
今回は、心理統計学に苦労している方に向けて、学習のヒントをまとめます。
- なぜ統計学の勉強がしんどくなるのか
- なぜ統計学を勉強しなければいけないの?
- 教科書の内容を理解したい
- 数式は苦手なので、豆知識や雑学から攻めたい
- 数式の苦手意識をなんとかしたい
- おすすめの参考書
- まとめ
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なぜ統計学の勉強がしんどくなるのか
・統計学を勉強する意味が分からない
・数学アレルギーが強すぎて、数式を見た瞬間、拒否反応が出る
・途中式が分からなくてイライラする
自分は、心理統計学の勉強をする中で、以上のつまずくポイントを考えました。
統計学に苦手意識を持つ方は、自分がどこでつまずいているか、何が苦手だと感じているのかを考えてみるといいかもしれません。
なぜ統計学を勉強しなければいけないの?
統計学を勉強する理由が分からない、心理学科に入学したのに、なぜ統計学が必要になるの?と考える人もいると思います。
統計学が必要な理由が分からないと、モチベーションを上げるのも難しいのではないでしょうか。
統計学を勉強するモチベーションがないと、なかなか勉強する気にもならないと思います。
Youtube「なぜ心理学に統計が必要なのか?」
心理系大学院受験の予備校講師をしているミヤガワ先生の動画です。
自分も受験生の時には、大変お世話になりました。
つべこべ言わずに、まずはこの動画を見てみましょう。
教科書の内容を理解したい
Youtube 「中学数学からはじめる確率統計」
心理統計学の教科書を読むのに挫折・苦労している人は、こちらの動画を見てみてください。
中学数学のレベルから解説してくれるので、「数学マジ苦手!!」って人でも入りやすいと思います。
鉄則10&キーワード25 心理統計編
心理統計学の教科書を開いて数式に挫折した人は、まず、数式が一切書いていない参考書から取り組んでみるのがおすすめです。
自分としては、「こちらの本をまず最初に読んでほしい」と思っています。大学院受験対策の参考書ですが、大学の学部の授業を受けている人にもおすすめです。
「数式が書いていない」「イラストが多い」という、統計学が苦手な人向けに書かれている参考書です。
この1冊で、心理統計学のすべてが分かるわけではありませんが、心理統計学の全体像を掴むことができると思います。
全体像を把握してから、手持ちの教科書を読むことで「今どこの勉強をしているのか」「この範囲を理解したら何ができるようになるのか」という目的意識を持ちながら勉強に取り組むことができます。
自分も大学院受験対策としての統計学の勉強では、この参考書から取り組みました。
すきま時間の心理学
先ほど紹介した、予備校講師の宮川先生が「心理統計学」に関する解説動画をまとめた再生リストです。
参考書を読んで分からないときは、人の説明を聞くのが一番だと思います。
こちらの再生リストも参考にしてみてください。
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数式は苦手なので、豆知識や雑学から攻めたい
ヨビノリ「確率論の歴史」
統計学(確率論)の歴史を楽しく学ぶことができます。
話の途中でボケや突っ込みが入るので飽きずに聞くことができます。
有名な教育系Youtuberがゲストとして来ているので、もしかしたら知っている人が出演しているかもしれません。
専門性が高く、何を言っているのか分からないシーンもありますが、出演者が楽しそうなので、見ているだけでこっちも楽しい気持ちになってきます。
数式の苦手意識をなんとかしたい
中学数学、高校数学からやり直してみる
今は、質が高く分かりやすい教材がyoutubeなどにあふれているので、自分のレベルや好みに合った教材を探してみるといいと思います。
個人的には、Σの壁を越えたら、だいぶ教科書が読みやすくなると思います。
中学数学や高校数学を1からやり直すのではなく、心理統計学で出てくる記号の理解を目指すといいと思います。
Σ記号につまずいている人は、まずはこちらの動画を見てみるのがおすすめです。
Σが直感的に理解できれば、かなり統計学の勉強が進めやすくなると思います。
高校数学をやり直す
高校数学をやり直そうと思っている人は、一度基本的な参考書を使って復習をしてみるのもありです。ただ、全範囲を網羅しようとすると大変なので、まずは√やΣが出てくる範囲を狙って復習をするのもありだと思います。
数学教師をしている友人に「高校数学を復習したい人におすすめの参考書はある?」と質問したところ、こちらの参考書をおすすめされました。
自分は、統計学をしっかり理解するために、微分積分の復習などもしたいと考えていたので、この参考書を利用して数学の勉強をしていました。
おすすめの参考書
統計学の勉強に苦労している方は、今持っている参考書のレベルが、自分の実力より高すぎる可能性があります。
自分にとって難しすぎる参考書を読み続けても、理解は大変だし、時間はかかるし、心は折れるしでいいことがありません。ぜひ、自分のレベルに合った参考書を手に取るところから始めてみてください。
心理統計学の学習におすすめの参考書を、レベル別にまとめた記事はこちらになります。
初学者はもちろん、大学院受験の合格を目指す人、大学院でも使える統計学の知識を身に着けたい人向けに参考書をまとめました。
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まとめ
今回は、心理統計学に苦戦している人向けに、自分なりの学習のヒントをまとめてみました。
「参考書から攻める」「動画から攻める」の2択がメインとなりましたが、自分がつまずいている理由や箇所を分析して、自分に合った勉強法を探してみるといいと思います。
少しでも学習のヒントになったら嬉しいです。
また、統計学の大学院入試対策もまとめたので、参考にしてもらえると幸いです。
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