通信制大学から心理系大学院 合格までの道のり

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国立大学院に合格した心理学の勉強方法①(スケジュール編) 【公認心理師・臨床心理士】

今回は臨床心理士指定大学院・公認心理師対応大学院に合格した、心理学の受験勉強方法について書きます。

心理学の知識が一切なかった状態から、約1年半の勉強期間で難関国立大学院へ合格した自分の心理学の勉強方法をまとめました。

 

受験勉強では、やみくもに勉強するより、計画を立てて勉強に取り組むことが何よりも重要です。

また、英語や統計学の勉強法については別記事にまとめてあるので、こちらを参照してください。

 

 

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準備

過去問を手に入れられるだけ入手する

まずは、志望校の過去問を入手しましょう。可能な限り、過去にさかのぼって多くの年の過去問が集められると、なお良いと思います。

過去問についての情報量が多ければ多いほど、より詳細に過去問分析が行えます。

 

3冊以上の参考書を用意する

参考書ごとに書いてある内容が少しずつ違うので、かならず3冊以上入手しましょう。自分の使用したおすすめの参考書は、こちらにまとめました。

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勉強スケジュール

①志望校の過去問分析

時期:志望校が決定後すぐ

 

まずは、志望校の過去問を確認しました。この段階では、問題が解ける必要は全くありません。
志望校で出題される問題が、臨床心理学のみか、基礎心理学発達心理学社会心理学認知心理学など)も出るのかを確認しました。そして、どの教科にどの程度の時間を割くか計画を立てました。

 

勉強開始時点では、志望校が決まってない人も多くいると思います。そんな場合でも、受験するかは置いておいて、気になっている大学院の過去問を入手し、内容を確認してみましょう。今はHPからダウンロードできる大学院も多くあります。

受験時期までにどの程度までように解けるようになっている必要があるのか、自分の今の実力とのギャップなどを確認しておきましょう。

 

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②予備校の授業を受ける

時期:受験1年前~

 

自分は、受験勉強の開始時点で、心理学の初学者だったため、勉強を始めた時点では臨床心理学について何も知りませんでした。

また大学も通信制大学だったため、授業を受ける機会は年に数日、という学習スタイルでした。そのため、誰かから心理学について系統立てて学んだことがありませんでした。

そこで、予備校に入学し、基本的な心理学の概念については一通り予備校の授業を受けました。

 

▶予備校の選び方

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③用語まとめノート作成 

時期:受験8か月~1か月前まで

 

まずは、臨床心理学(臨床心理学・精神疾患心理検査)を優先してまとめノートを作成しました。

まとめノートは、単語・英語・提唱者・年・定義などを一覧で確認できるように作成しました。まずは概要を理解することが重要です。

何から手を付けたらいいのか分からない場合、赤本(この記事の後半で紹介しています)の後半に書いてある臨床心理関係の用語からはじめるのがおすすめです。

 

必ず3冊以上の参考書を手元に置きながら、まとめノートを作成しました。

自分の場合、エクセルを使用してまとめノートを作成しましたが、手書きのノートでも、ルーズリーフでもいいと思います。どこに何を書いたかを把握しておくことが重要です。

個人的には、エクセルでまとめノートを作成するのがおすすめです。検索機能がある、文字数をいくらでも追加できる、スマホからも確認できるためです。


1周目は概念をつかむことを目標とし、あまり深くまで追求しないようにしました。時間は有限です。一度沼にハマるとずっと出られなくなります。心理学の奥は深いです。

その後、勉強を進めていくにつれ、他の用語との関連性が見えてくると思います。

また、別の参考書に重要なことが書かれていたりするので、随時関連する内容を発見し次第、まとめノートに書き足していきました。

 

自分は「まとめノートを見るだけで完璧な回答が作れる」情報量を記載することを目標にしました。

実際に、受験当日もエクセルにまとめた「まとめノート」のデータをスマホに入れて、内容を確認しながら、受験会場に向かいました(参考書を持ち歩かなくていいので身軽でした)。どんな参考書よりも完璧で使いやすい、自分用のまとめノートを完成させました。

まとめノートの作成方法は、こちらで詳しく解説しました。

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④過去問研究・演習

時期:受験1か月半前~直前

 

受験1か月前までには、まとめノートの作成を終了させ、過去問研究を再び行いました。勉強を開始する前と、過去問の見え方がだいぶ変わってくると思います。この時点で、先生の専門分野や論文について改めて調べ、過去問傾向と先生の専門分野のつながりについて分析しました。

また、自分の場合は過去問研究の結果、先生の専門分野から問題が出ることが多いことに気が付いたので、先生の専門分野の用語についてはかなり深く学習を行いました。

 

過去問演習を繰り返し行いました。インプットだけでなく、アウトプットの練習をしないと、受験問題を解くことはできません。なので、受験1か月半前頃からは、インプット(用語まとめ)よりアウトプット(問題演習)に時間を多く割きました。

過去問については、手元にある全ての過去問を合計4周しました。

 

過去問研究の方法はこちらの記事で詳しく解説しました。

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⑤問題演習(受験1か月前~直前)

予備校の模試や小テストを利用して、過去問ではカバーできない広い範囲についても問題演習を行いました。また、知らない用語に出会ったら、随時「まとめノート」に記載していきました。

この時「最初は何も解けなくてOK」という気持ちで取り組むようにしていました。初見で問題が解けるかより、2回目以降で問題が解けるほうが重要です。

また、過去問研究が十分にできていない状態なのであれば、問題演習より、過去問研究を優先させましょう。

 

マインドマップ(受験2週間前~)

特に入試で狙われそうな単語に関しては、脳トレを兼ねてマインドマップを作成し、様々な概念と結びつける練習をしました。特に発達障害ADHDASD)に関しては、症状・治療法など多くの概念が登場するので、重点的に行いました。

 

自分の場合は、受験1か月前には受験勉強に専念できる環境を整えました。

自分で言うのもなんですが、直前1ヶ月での追い上げがすごかったと思っています。(1か月で200時間以上、受験勉強に時間を使いました)

仕事や実習、卒論などと両立させる必要がある場合は、アウトプットの開始時期をもっと早めたほうがいいと思います。

 

 

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ボロボロになるまで使った参考書

公認心理師臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード100 心理学編(通称:赤本)

受験勉強初期に大変お世話になった参考書です。自分は「通称:赤本」と呼んで使用していました。大学院の受験を検討している人は、まずこの本を購入して勉強することをお勧めします。受験会場にも、この参考書を持参している学生がたくさんいました。

 

 

まずはこの赤本に書いてある用語に関する「まとめノート」を作成しました。どの順番で「まとめノート」を作成していけばいいか迷う場合は、赤本を順番にやっていく、という方法でいいと思います。個人的なおすすめは第7章の臨床(原理)から勉強を始めることです。

ただ、赤本に書いてあることだけでは知識量として全然足りないので、必ず他の参考書も用意して勉強に取り組みましょう。

 

心理系大学院入試&臨床心理士試験のための心理学標準テキスト

臨床心理学だけでなく、統計や基礎心理学など幅広くカバーされています。内容としては、赤本よりやや詳しく書いてあるので、赤本の内容を補強するために使用していました。

 

 

臨床心理学 有斐閣

かなり詳しく臨床心理学について書いてあります。初学者にとってはやや難しいと思います。上記の2冊では内容が物足りない場合や、上位校を狙う人の場合、一冊手元に置いておいていいと思います。実際に自分も、国立大学院を受験するにあたり、上記の2冊では知識量が足りないと思い、購入しました。

 

 

心理学辞典

少し高価ですが、長く使える一冊になると思います。辞書的な感覚で使用しました。

臨床心理学だけでなく、基礎心理学や5領域についても書かれているため、かなり広い範囲をカバーすることができます。

あいうえお順ではなく、項目順に記載されているため、用語間のつながりを広げることにも役立ちました。

 

 

基本的には、上記の3冊+大学の教科書を使用して臨床心理学の勉強をしました。

また、「新版 心理学辞典」を1冊購入し、分からない単語については心理学辞典も開きつつ、勉強を進めました。

 

参考書1冊だけでは、カバーできる範囲が限られるため、必ず複数冊手元に用意して、勉強を進めてください。AとBの参考書に出てこない用語がCの参考書に載っていて、それが入試問題として出題されることが多々あります。

 

また、上記で紹介した参考書だけで受験勉強を行ったわけではありません。

精神疾患心理検査の勉強には他の参考書を使用しました。

心理学の分野別に活用した参考書はこちらの記事で紹介しています。

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まとめ

自分は以上の方法で心理学の勉強を行い、大学院へ合格しました。自分に合った勉強スタイルを見つけられるといいですね。

 

こちらの記事では、苦手な人が多い統計学英語の勉強方法についても、詳しく解説しました。

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