公認心理師に必要な単位を取得するためには、学部4年の段階で8日間の心理実習に行く必要があります。そして、実習先は自分で開拓する(自己開拓)必要があります。
残念ながら、大学は実習先を斡旋してくれません。
自分の在籍時、聖徳大学の通信教育部は、実習先は医療施設に限定されていました。
また、コネも人脈もないゼロの状態から自己開拓となりました。
今回は、実習先の自己開拓でやったこと、考えたことについてまとめます。
なお、ここに書いてある情報は、自分の在籍時のものであるため、変更されている可能性があります。そのため、必ず最新の情報を確認するようにしてください。
また、このブログに書いてある通りにやったのに実習先が見つからない、などの苦情は一切受け付けません。各自の自己責任で、参考にしてください。
あくまでネットに書かれているとある個人の一例だ、と捉えていただければと思います。
まずは実習先の候補集めを行いました。
実習先の候補も一から自分で探していく必要があります。自分の場合、コネや人脈が一切なかったので、インターネット上に掲載されている情報のみを頼りにして調べました。
・実習の事前指導で配布されたプリントを読み込む
まずは、大学から配布された資料を十分に読み込みました。中途半端な理解のまま、実習先に電話をかけても、先方に迷惑をかけるだけです。
日数・時期・時間・その他条件などを十分確認し、理解しました。
・心理士のいる病院を調べる
近所の精神科や心療内科など、心理士が在籍してそうな病院を片っ端から調べました。
心理士がいたとしても、常勤か非常勤か、毎日心理士が出勤しているかによって実習を受けられるかが変わってくると考えたので、カウンセリングの日程や心理士紹介(あれば)のページを特に注意して見ました。
・候補の病院についてさらに調べる
心理士や実習指導者となれる人(条件をよく確認しましょう)がいそうな病院を複数絞ったら、さらにその病院について調べました。
具体的には、診療時間、休診日、院長先生や在籍している心理士についてです。
その病院がどのような経営方針を持っているのか(薬物療法中心か、心理療法中心か、カウンセリングに力を入れているのか、地域密着型なのか、広域医療を担っているのかなど)についても記載してあれば、調べ、自分の希望と近いか(マッチングしやすそうか)検討しました。
院長先生や心理士の方の得意分野や中心としている心理療法があればそれもチェックしました。
また、新聞などに記事の寄稿をしているか、論文を発表しているかなどについても調べ、もし該当記事や論文があれば目を通すようにしました。
また、デイケアなどに力を入れている病院だと、ブログがマメに更新されている病院もあります。ブログなどもチェックして、病院の特徴をできるだけ調べました。ブログで心理士の方が紹介されていた書籍を読んだこともあります。
今回は、実習の依頼の電話をかける前までにやったこと(実習先の情報集め)について説明しました。
次の記事では、電話をかける準備について書きました。
実際に電話を掛けた流れや、自己開拓の成功例や失敗例を具体的にまとめた記事はこちらです。
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