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心理英語の過去問研究のやり方【心理系大学院受験】

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心理英語の過去問研究のやり方を、難関国立大学院に合格した筆者の視点から解説します。

今回は、大学院入試で出題される「英語」の過去問研究についてまとめました。

「心理学」の過去問研究の方法は、別の記事にまとめる予定です。

 

公認心理師臨床心理士を目指して心理系大学院を受験する人の参考になれば幸いです。

 

 

 

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過去問分析のやり方

原本を入手する

まずは、出題される英文の原本を入手しましょう。

著作権の問題で、過去問に掲載されていないケースがほとんどです。自分で入手する必要があります。

大学院の入試課窓口で閲覧できる大学院もあります。もしくは、論文を取り寄せることも可能です。(多少お金がかかる場合があります)

 

自分は、大学の図書館で「文献取寄せ」を依頼して、出題された長文の原本を入手しました。

psychology-study.com

 

出題形式

英語の問題の出題形式は多種多様です。一番多く出題されるのは「英文和訳」です。

英文和訳、和文英訳、英作文、穴埋め、択一、要約などがあります。

出題形式に合わせた対策をしていきましょう。

 

長文の長さ

次に長文の長さを確認しましょう。

例えば英文和訳をする、といっても「一文」なのか、5行程度の英文なのか、1トピック丸ごと(A4:1枚分など)和訳させられるのかなど、大学院によって異なります。

当然、和訳が求められる量が多ければ多いほど、長文を読むスピードが求められるため、速読の練習も必要になります。

 

1問にかけられる時間を計算する

大学院受験では、時間内に試験に完答することが求められます。

解答が少し怪しくても、とにかく「解答用紙が埋まっている」ことが重要です。部分点がもぎ取れるかもしれません。

白紙で出すと、その時点でかなり合格は遠のいてしまいます。

試験時間と、出題される問題のボリュームを確認し、1問にかけられる時間を計算しましょう。そして、その時間内で解答できるように、スピードを意識した勉強も行いましょう。

 

出題される単語の難易度

当然、出題される単語が難しければ難しいほど、単語力を鍛えていく必要があります。現時点で、「どの程度単語が分かるか」「分からない単語の難易度はどれくらいか」(のちに紹介する「心理院単」でカバーできる範囲か)などを確認してみるといいと思います。

 

また、辞書の持ち込みができるかできないかも重要になります。試験要綱を確認してみましょう。

ただ、辞書の持ち込みが可能だったとしても、全ての単語を調べていては、絶対に間に合いません

「試験中は、万が一分からなかったときに、辞書を引く」くらいの気持ちで、単語の勉強を進めていくといいと思います。

 

心理学特有の英単語の意味

また、「心理学」の文脈として用いられる英単語も多くあります。

一般的に用いられる英単語の意味ではなく、「心理学」として用いられる英単語の意味を覚えていく必要があります。

 

心理系の大学院受験をする人の9割以上が使用していると思われる英単語帳がこちらです。(試験会場でも「心理院単」を持っている受験生を多く見かけました)

 

 

自分は、英単語対策として、この「心理院単」一冊を徹底的にやりこむことで、志望校に合格することができました。

普通の単語の意味だけではなく、心理学として使用される英単語の意味も抑えるようにしましょう。

 

 

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和文英訳・英作文

一部の難関校では、和文英訳や英作文が出題されます。

英語を書くためには、英文和訳とは異なった能力が必要となるので、特別な対策が必要です。

出題される分野(心理学なのか、一般的な文章なのか、自分の考えを書かせるのか)など、出題傾向に合わせて対策を進める必要があります。

 

和文英訳、英作文の勉強法はこちらにまとめました。

psychology-study.com

 

TOEICスコア

大学院の中には、TOEICスコアの提出が求められるところもあります。

また、英語の筆記試験は実施せず、TOEICスコアのみの提出、もしくは心理学の筆記試験や面接試験のみが課される大学院もあります。

TOEICのスコアが重視される大学院を受験する人は、早めにスコアを獲得しておく必要があると思います。

逆に、TOEICのスコア提出が求められない大学院を受験する人は、TOEICの対策をするよりも「心理学の英語」に特化した勉強をするのがおススメです。

TOEICと心理系大学院入試で求められる英語の能力は異なります。早めに志望校を決め、自分の勉強方針が立てられるといいと思います。

 

 

 

出題傾向

過去問分析をしたときに「先生の専門領域」と英文の内容がどの程度合致するかをチェックしましょう。

もし、先生の専門領域と英文の内容の合致度が高いと判断した場合、先生の専門領域の論文を英語で読んでおくのがおすすめです。

自分は、志望校の先生が書いた論文を調べ、アブストラクトを和訳する、という対策をしていました。

それぞれの専門用語の勉強にもなるので、一石二鳥です。

 

目標設定

自分が、受験対策をしていた時に目指していた水準は、

「時間内の完答」、「長文の速読、正確な翻訳」、「『心理院単』内の英単語をすべて暗記」の3点です。

過去問分析を通して、「受験当日までに目指す実力」と「現時点での実力」を分析し、自分の状況に合わせた対策を行えたらいいと思います。

 

自分の心理英語の勉強法はこちらにまとめたので参考にしてください。

 

▶勉強スケジュール

psychology-study.com

 

▶参考書

psychology-study.com

 

和文英訳対策

psychology-study.com

 

 

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まとめ

今回は、心理英語の過去問研究のやり方をまとめました。

志望校の難易度や現時点での英語の実力によって、英語に割く勉強時間は変わってくると思います。

英語は受験生の間で一番差が付きやすい科目だと言われているので、少しでも合格に近づけるように、勉強を頑張ってください!

最後まで読んでくださった方の合格を応援しています。

 

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