最終更新日:2024年4月16日
投稿日:2022年3月23日
公認心理師・臨床心理士を目指して、心理系大学院へ進学する人向けに、大学院の選び方をまとめました。
志望校の情報集めや、合格するためのスケジュール、研究室訪問のやり方、教授に質問することなどを、外部受験をして国立大学院に合格した筆者がまとめました。
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いつまでに志望校を決める?
志望校選びのスケジュール
大学院受験をするにあたり、志望校の候補は早めにピックアップしておく必要があります。なぜなら、志望校の過去問傾向に合わせた対策をしていく必要があるからです。
早い人は受験の2年ほど前から(大学2年生くらいから)情報を集めている人もいます。遅くとも、受験半年前までには、志望校を絞り、過去問研究や対策をしていくことをおすすめします。
こちらの記事では、筆者の体験談を踏まえて、いつまでに志望校を決めたらいいのか、どのような手順で志望校や研究室を選ぶのかについて、より詳しくまとめています。
情報の集め方
まずは大学院に関する情報を集めていきます。自分の所属している大学からストレートで大学院へ進学する人はあまり悩まないかもしれませんが、外部受験を考えている人や、社会人から大学院を目指す人は大学院に関する情報を集めていく必要があります。
公認心理師・臨床心理士を目指している人は、それらの資格に対応している大学院へ進学する必要があります。大学院によっては「公認心理師のみ取れる」「臨床心理士のみ取れる」場合があるので、各大学院の特徴を調べておくことが大切です。
大学院説明会へ参加
王道かつ、筆者が強く推奨している情報の集め方です。オンラインや対面で、大学院のカリキュラムや雰囲気について説明を受けられます。
大学院によっては教員や先輩に直接話を聞ける時間を設けてくれるところもあります。
2024年の大学院説明会の日程は、こちらの記事にまとめています。
大学院のHP
一番簡単かつ手軽な方法は「大学院のHP」です。
各大学院のHPから、募集要項や在籍している教員の情報を得ることができます。
研究室のHP
大学に在籍している教員個人が、研究室のHPを作成している場合もあります。修了生の卒論テーマや教員の業績・考え、研究室の雰囲気などを知ることができるので、有用です。
研究室によっては研究協力者の募集を行っていることもあるので、チェックしてみるのも面白いと思います。
大学院附属の相談センターのHP
臨床心理士・公認心理師の資格取得ができる大学院は、大学院に実習機関としての「相談センター」が設置されています。
「○○大学 相談センター」などと検索すると調べられます。
HPには、開室時間やスタッフ、相談内容などがまとめられています。
大学院によっては特徴のある心理療法やグループセッションを実施していたり、セミナーの案内が出ている場合もあるので、一度見てみることをおすすめします。
予備校の情報
心理系大学院の受験対策を実施している予備校によっては、大学院別の情報や口コミをまとめて情報提供してくれるところもあります。
予備校へ課金して、効率的に情報を集めるのもひとつの手です。
「心理臨床の広場」を読む
日本心理臨床学会が年に2回発行している「心理臨床の広場」という広報誌があります。
この中に、毎回1~2校ほどの大学院がピックアップされ、大学院の様子や実習体制について解説が書かれています。
興味のある大学院が掲載されている回があれば、そちらをチェックしてみるのもおすすめです。HPから無料で読むことができます。
先輩と知り合う
外部受験をする場合、志望校の先輩と知り合うことで、大学院の情報や受験対策について教えてもらうことができます。
自分は、外部受験者だったため、様々な工夫をして、なんとか志望校の先輩と仲良くなれるように行動していました。
外部受験の場合、インターネットから得られる情報は限られているため、かなり戦略的に大学院の情報を集める必要があります。
大学院や教授、研究室の情報の集め方をまとめました。
何を基準に志望校を決める?
いくつか志望校の情報が集まったら、その中から第一志望校の大学院を選びます。
心理系大学院(特に公認心理師・臨床心理士の資格取得が目標)の場合、ほかの分野の大学院とは、志望校を決めるときに注目するべき観点が異なります。
研究だけでなく、臨床の訓練や実習が占めるウエイトが大きいからです。
自分が志望校を決めるときに考えたことはこちらにまとめました。
また、志望校を選ぶうえで必要となる、より具体的なアドバイスはこちらにまとめました。
自分の体験談や、大学院説明会、大学院に在籍している先輩や先生、臨床心理士として働いている方から聞いたリアルな話を交えて書いています。
大学院生活があまりリアルに想像できない人、何を基準に大学院を選んだらいいか分からない人、大学院選びに失敗したくない人に、特におすすめです。
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研究室訪問
志望する大学院の候補が絞れたら、研究室訪問へ行くことを強く推奨します。
大学院によっては、研究室訪問が必須となっている場合もあります。
研究室訪問とは?
研究室訪問とは、教員へアポを取り「こんな研究がしたいです」「指導してもらえますか」といったことを聞きに行きます。教員との相性や雰囲気を確認し、自分を知ってもらうためにも大切な機会です。
研究室訪問で何をしたらいいかわからない、研究室訪問をする理由が分からない、流れが分からない、という人はまずはこちらの記事を読んでみてください。
アポ取りメールの書き方
研究室訪問をするときに、まずは教授にアポ取りを行います。ほとんどの場合、メールを送り、「研究室訪問をさせてください」とお願いすることになります。
メールの書き方を例文付きでまとめました。
教授に質問したこと
研究室訪問をするときに、教授に質問したことをまとめました。
先輩に質問したこと
研究室訪問をするときに、教授に質問したことをまとめました。
外部受験・社会人受験をする人が注意すること
外部受験者や社会人受験をする人は、一切情報を集めずに受験だけ特攻しても、合格が難しい場合があります。また、外部生が合格しにくい大学院、というのも中にはあります。
外部生が合格しやすい大学院の見分け方や、外部受験・社会人受験をする人が注意することをまとめました。
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まとめ
今回は、公認心理師・臨床心理士になるための心理系大学院の志望校の探し方や情報の集め方をまとめました。
公認心理師を目指すための大学の情報はこちらの本にもまとまっています。
このサイトには、外部受験・社会人出身者が心理系の国立大学院に合格した勉強ノウハウをまとめています。
更新情報はX(@mtmt_yama_)をチェックしてください。
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