通信制大学の入学後、一番重要となるのが、勉強計画です。勉強計画とは、単位やスクーリング、試験を受験するスケジュールを立てることです。
通信制大学に3年次編入し、最短卒業を目指す場合、特にこの計画が重要となってきます。
今回は、自分が聖徳大学の通信課程を最短卒業するために行った、勉強計画の立て方を解説します。
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計画の立て方
①何年で卒業するか決める
絶対2年(もしくは1年生入学の場合は4年間)で卒業する必要があるのか、数年伸びてもいいのかを考えましょう。
聖徳大学通信制をストレートで卒業する学生の割合は10%を切っているという噂もあります。
仕事や育児をしつつ、ストレート卒業を狙う場合は、かなり負担が大きくなると考えたほうがいいです。
②必修のスクーリングの日程を把握する
昨年度のスクーリングのしおりを見て、スクーリングのために何日間空けておく必要があるかを検討します。昨年度のスクーリングのしおりは、[聖徳大学の在学生用情報ページ→スクーリングのしおり]から確認できます。
スクーリングが開講される時期は決まっているので(夏休み・冬休み・春休み・週末など)、仕事の調整などスクーリングのために必要な日数が何日程度出てくるかを予め確認しておくとよいです。
スクーリングは科目によっては年に1回しか開講されないものもあるので、要注意です。レポートや試験が間に合わず、スクーリング受講できなくなると、必然的に卒業が1年延びることもあります。
各年度のスクーリングの正式な日程が発表されるのは3~5月頃になります。
自分が参加したスクーリングを曜日別にまとめた記事はこちらです。
③スクーリング受講要件・実習受講要件となる単位を確認する
優先的に単位を取るのは「スクーリング受講要件」「実習受講要件」となっている単位です。シラバスを確認するとわかります。手元に紙のシラバスが送られてくるのが待てない場合は、HP上からシラバスを確認することができます。
聖徳大学の心理学科の場合、「心理的アセスメントⅠ」「心理学研究法」「心理学統計法」などがカギを握ります。
聖徳大学心理学科の学生が、優先的に取り組むべき科目はこちらで紹介しました。
④スケジュールを逆算する
早めに合格するべき単位を選び、何月までに単位が必要か→何月までに試験を受ける必要があるか→何月までにレポートを提出する必要があるかを逆算しましょう。
年間のスケジュール(試験・レポートの提出締切日)は、聖徳通信(毎月郵送される聖徳大学の情報誌、HP上でも確認可能)に記載されています。
まずは、手帳などにスケジュールを書き写しましょう。
その後、スクーリングなど受講時期が決まっている単位に関係するものから、優先的に取り組んでいくなどの計画を立てましょう。
⑤自分の中で勉強に充てられる時間を算出する
1日もしくは1週間でどれくらいの勉強時間が確保できるのか?1か月で何時間か?などを計算し、無理のない単位計画を立てました。
無謀な計画を立てても、心が折れてモチベーションが下がり、つらい思いをすると思います。
通信制大学に通っている人は様々な背景を持つ方がいるので、勉強に割ける時間も人それぞれだと思います。背伸びをしすぎず、無理しすぎない計画が立てられるといいと思います。
自分が聖徳大学を卒業するために必要となった勉強時間はこちらにまとめました。
⑥各単位ごとに、レポート提出、試験、スクーリング受講の計画を作成する
自分の場合は、「〇月までに試験を受験したいから、△月までにレポート提出」「×月までにスクーリングを受験したいから、◇月までに試験を受験、ということは▽月までにレポート提出」と逆算し、エクセルに全ての締め切りの一覧表を作成しました。
実習が必要な人は、実習関係の計画も立てましょう。
⑦定期的に進捗確認・見直しを行う
計画通りに学習が進むとは限りません。レポートが難しかったり、試験に落ちたり、勉強時間が確保できなかったり様々です。
定期的に計画の見直しを行いましょう。自分は月に1回程度のペースで勉強計画の見直しを行っていました。
聖徳大学を最短卒業した筆者の勉強スケジュールや単位計画をまとめた記事はこちらです。psychology-study.com
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注意したこと
計画は計画通りにいかない
残念ながら、計画は計画通りにいかないことが多々あります。定期的な見直し、柔軟な運用が必要です。
レポートや試験の返却に時間がかかる
聖徳大学の場合、レポートや試験の返却には時間がかかります。
特にレポートは数か月返却されないこともあるので、要注意です。成績が出るまで時間がかかることを考慮したうえで、余裕を持ったスケジュールが組めるといいと思います。
試験に落ちる可能性を考慮する
試験に不合格となる可能性を考慮して、余裕を持った勉強計画を立てましょう。
自分は、心理的アセスメントⅠなど、スクーリングの受講要件に関わってくる単位は早めに受験するよう心掛けました。試験に3回落ちて計画が狂ったこともあります。
聖徳大学の場合、科目修了試験は連続受験ができず、同じ科目は2か月に1回ずつしか受験できないので要注意です。また、1月に3科目しか受験ができません。
試験に不合格となったときの対応やメンタルケアについてまとめた記事はこちらです。
気分転換も大事
通信制大学は、自分のペースで勉強に取り組めるのがメリットです。
取り組みやすい単位からレポートを進めるのもOKです。
気乗りしなかったり、勉強に行き詰ったら他の教科で気分転換しましょう。
気持ちに余裕をもって取り組むのも大事です。
十分な時間をかけて、入念に計画を立てよう
学習計画を立てずに、行き当たりばったりで進めていくと、ストレート卒業するのは難しいと思います。
いつの間にか締め切りを過ぎていたり、スクーリングの受講要件を満たせていなかったり・・・。
最初は骨が折れますが、時間をかけて勉強計画を立てることをお勧めします。頑張ってください!
まとめ
今回は、通信制大学を最短卒業するための学習計画の立て方を解説しました。
このサイトには、聖徳大学心理学科を2年間で最短卒業し、心理系大学院へ進学した筆者の勉強ノウハウをまとめています。
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